第27話 琴里と海龍公爵

 マツリソウ:人間の皆さんこんばんは、ナレーター兼メイドのマツリソウにございます。皆さんは私のご主人様である琴里ことり様を覚えておいでですか・・・・は?序盤で数回出た程度だから覚えてない?もしや寝ぼけておいでなのですか?それとも、私に喧嘩けんか売ってるのですか?売られた喧嘩は買いますよ?


 AD:カメラ一旦止めて!


 暫くお待ち下さいのテロップが流れる


 マツリソウ:取り乱して大変申し訳ございませんでした、今回は私のご主人様の琴里様のお話です。


 魔界時間18:58 帝王都サタンヘイルダム リバイアス国際医科大学附属小学校


 クラスメイトA:じゃ〜ね〜♪


 クラスメイトB:また明日ね〜♪


 琴里:バイバ〜イ♪


 マツリソウ:本日も学業お疲れ様でした♪


 琴里:今晩のご飯は何かな?


 マツリソウ:今夜は特に冷えますのでビーフシチューにしました。


 琴里:ありがと〜♡


 マツリソウ:あっ!琴里様、少しここでお待ちいただいても宜しいですか?


 琴里:直ぐ済む?


 マツリソウ:はい、そんなにお待たせさせませんから♪


 琴里:は〜い♪


 金物屋の奥に入っていく


 琴里:えっと、これは地獄界の文字だね・・・えっと、鬼塚金物店かな?


 看板を眺めると老龍が話しかけてくる


 ???:おや、お嬢ちゃんはその歳で地獄語が読めるのかい?  


 琴里:うん、魔界の言葉を覚えてるの♪


 ???:ホッホッホ、勉強熱心で頼もしいのぉ♪


 ベンチに座る


 ???:どっこいしょっと。


 琴里:隣良い?


 ???:はいはい、どうぞ♪


 隣に座る


 ???:その制服は・・・リバイアス国際医科大学附属小学校のものだね。という事は将来お医者さんになるのかな?


 琴里:うん!私は浮羽琴里うきばことり、お爺さんは?


 ウォルター:ワシかい?ワシはウォルター・リバイアスじゃよ♪


 琴里:大学の学院長先生と同じ名前だ〜♪


 ウォルター:ホッホッホ、同じじゃのぉ♪ところで、お嬢ちゃんはどうしてここに?


 琴里:メイドのマツリソウさんがここに用事があるんだって。


 ウォルター:マツリソウじゃと⁉︎(もしや、あのトゥエルブの1人、サタネシアホテルグループ総帥のホテル王ジョニー・ガラハルトが探してる娘の名が確か・・・)


 琴里:お爺さん?


 ウォルター:ん?ああ、何でもないよ。


 時計を見る


 ウォルター:おっと、もうこんな時間か。ご飯が出来るまでの散歩だったからそろそろ帰らないとの。


 琴里:また会える?


 琴里の頭をでる


 ウォルター:良い子にしてたらまた会えるよ♪


 琴里:お爺さんサンタクロースみたい♪


 ウォルター:ホッホッホ、それじゃあまたの♪


 琴里:バイバ〜イ♪


 マツリソウ:お待たせしました・・・っと、海龍族の気配がしましたが何方どなたか居たのですか?


 琴里:うん、散歩中のお爺さん!


 マツリソウ:そうですか、では帰りましょうか♪


 琴里:ビーフシチュー♡・・・あ、ところで用事って何だったの?


 マツリソウ:フフッ、秘密です♪








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