DAY5:プレミス(仮)を作っていこう!
さて、プレミス(物語を一文でまとめたもの)を創り始めていくことにしましょう。
といっても、この段階ではデッサンで言うところの下書き(アタリ線)のようなものだと思ってください。
プレミスを作る工程は、面白い疑問を思い浮かべるところからスタートしていきます。今回は、以前書いていた記事の通りにすすめますね。
▼以前の記事(テーマの決め方)
https://sakka-no-mikata.jp/2020/01/11/theme/
まずは、テーマを決めるために「面白い疑問」をみつけるところからになるわけですね~。
「夢って何でしょうね?」
最近、いろいろと勉強をしていたのですが、ふと思うことが多いんですよね。きっと、誰しも少し先の未来で自分がどうなっていたいのか、そのためにはどうすればいいのか、考えるものだと思うんです。
でも、日々の忙しさに体力を奪われては余裕をなくして、前に進めなくなってしまう。ときには、コンプレックスや八つ当たりにつながることもあるでしょう。
一方で、先人たちの方法論を学んでみたり、自分の夢をみつけてなんとかサイト運営といった形で行動してみていますが、いまだに何がしたいのか、なにが夢なのか、わからない部分が多いんですよ。
ただ、わかったこともあって人が夢を見失うのは「目的と手段を逆転させることに起因している」んじゃないかと思うんですよね。
たとえば、面白い小説を書こうと思って文章は拙くてもいいと思いながら書けば、なかなか妙案というものも出てくるものです。でも、一般受けを狙いだしたり、お金を稼ごうとすると、本当は自分が好きではないものを書いていることもあるでしょう。
自分の好きな世界を描くことが目的だったのが、次第にその時間を確保するために小説家という道を選ばせ、日銭をかせごうと考えていたら、あっという間にお金を稼ぐために小説を書いている。なんて、よくありません?
受験のときも同じでした。ただ面白いから勉強したいと思うのが自然なモチベーションのはずなのに、受験で成功して安定した就職をするためにいい成績を取ることばかりが見えて、手段だった受験が受験生にとっての目的にすり替わっています。
大学に入ったら燃え尽きてしまう人も多いのは、これが原因でしょう。夢はすぐにかき消されてしまう。でも、人生を充実させて、謳歌していくためには夢が必要不可欠だとおもうんです。
面白い物語はどうやって作られているかをみていると、どうにも「定められた運命
」があるから面白いのではないかと思うんです。
人のコンプレックスや後悔、どうすることもできない壁が、人を成長させ、輝かせるものなのではないかということをサイト運営(悲劇論やナラトロジーなど)を通して私は学びました。なんでもやってみるもんですね。
現実でも似ていると思うんです。自分の嫌いなところや過去の過ちがあってこそ、それが必至さを生み出し、目標となって人生を充実させてくれる。もしかすると、他にも私の知らない方法はあるかもしれませんけどね。
近頃はAIなどの技術革新も進み、コロナの影響もあわさることで自宅で過ごす日々も増えてきています。そういった意味で、現代というのは人生の大部分を消費する「仕事」に対する考え方を改めるときに来ているのではないでしょうか?
適職についての本に「適度なストレス」もなければ、退屈になるので職場として良くないと書いてあったのですが、それと合わせて考えてみると「芸術家に成りたいのであれば、自ら危険に晒し続けろ」と芸術家の岡本太郎氏が遺してくれていた言葉もあながち間違いではないのかもしれません。
要するに、立ち向かう壁がなければ夢や充実感、人としての魅力は生まれにくいということなのでしょう。
ただ、過激に危険な状況に自分を追いやる必要はないと思うんです。高いハードルは、人を自罰的にしますし。成功者はみな堅実にできることからしかやっていません。失敗も山程しています。
きっと、もっと大それたことではない、些細なことで「夢」や「幸せ」は手に入るのだと思います。重要なのは、それが夢や幸せであることに「気づくこと」なのではないかと思うんです。
少し前でも述べておきましたが、今回わたしが小説を書く目的は、そんな夢を思い出してもらえるような、過去に自分が救ってもらえたような作品に仕上げてみることなのではないかと思います。
実は、この時点でふわっとしたプレミスの案は出ていて「目的と手段を逆転させて失敗してしまった人が、夢を取り戻すまでの物語」がかければ面白そうだなと思っていたりします。
さて、続けて各種設定についても考えていくことにしましょうか。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます