DAY3:メモをみてみよう
なんというか、創作者にとってネタ帳というのは黒歴史ノートにも似た何かなのであまりお見せできるほど面白いものではないのですが、使えそうなものをとってきます。
もともと自分用に書いたものなので補足を付けておきました。もしかすると、読みにくいかもしれません。
正直、アイデアを出すまでが小説を作る上で、一番ぐちゃぐちゃしているので、この辺は読み飛ばしていただいてもOKです。
とはいえ、一番難易度が高いのもアイデア構想段階なのは事実でしょう。ここを割愛してはメイキングとは呼べなさそうなので、一応書くことにしたいと思います。
目先の目標、メモを見て考えることは、物語を一文にしたときに心に刺さる設定を一つだけ選び抜くことです。
今回は長編なので「キャラクター」「世界観」「ストーリー(プレミス)」「メッセージ」のモチーフ&コンセプト決めですね。
ついでに「人称」、「視点」、「文体」も仮おきしておきましょう。
以下、メモです。これを音楽を聞きながら読み流していきます。
▼今回の作業用BGMはこちら!
https://www.youtube.com/watch?v=-C-2AqRD8io
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1.「定められた運命」に対して、必至に生きたキャラクターたちはとても美しく映る←世界観のキー(モチーフ:FATE/ZERO、まどマギ、コードギアス、ギルティクラウン、また同じ夢をみていた、ガンスリンガー・ガール、幼女戦記)
2.人の温かみを感じることのできる場面というのは、人類にとって究極の欲求を満たしてくれる←シナリオ(情景描写)のキー(モチーフ:TED TALKの幸福になるためには?というハーバード大学研究結果)
3.よく笑い、少し背伸びしたがる、ちょっとしたことを覚えてくれているような、テンション高めの、夢に駆けていく女の子はかわいい(確信)←キャラクターのキー(モチーフ:とあるライバーさん、鹿乃ちゃん)
4.目的と手段を入替えてしまうと、人は夢をみれなくなる←メッセージのキー(※実体験)←定められた運命の暗示として設定に使えないか?
5.賢い者はその知識の使い道を誤ってはならないという責務を負う←メッセージのキー(※実体験)
6.「この後どうなってしまうんだろう?」と思われるようなストーリーが書きたい。具体例:悪役令嬢や寄宿学校のジュリエット(運命へどう立ち向かうか?)、不可解な出来事の連続(モチーフ:天久鷹央の推理カルテ)。
おおよそミステリー形式のストーリーが好きなのだと理解←ストーリーのキー(モチーフ:ひぐらしのなく頃に、掟上今日子シリーズ)
7.何者かに成りたくて必至にもがいた結果、詐欺師になってしまった人物に対して、「過ち」は犯してしまったかもしれなかったけれど、その志はとても綺麗なものだったことに感動した。←ストーリーのキー(モチーフ:モブサイコ100Ⅱの読者承認)
8.社会構造によって必然的に起こさせられたエラー、それが禁忌とされたときに抑圧される運命にある二人のドラマはどことなく儚くて魅力的だった←ストーリーのキー(モチーフ:漫画「幸せ色のワンルーム」)
9.文体は登場人物の思考を追いかけるように書くものにしたい←文体モチーフ(掟上今日子シリーズといい、幼女戦記といい好みの小説は論理的思考プロセスがだらだらと書かれた長文の多い文体を用いていたため)
10.視点と人称は、文体モチーフとあわせて三人称主人公視点で仮おき←視点と人称
11.重要なことは読者をどれだけ笑わせ、どれだけ泣かせることができるか。それが自分が書きたい物語へのスタンス←コンセプトポイント
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まだ、メモを整理したくらいの段階ですから、ここからいろいろ考えていくのですが、まずは自分の好みを端的にまとめるところまでで、今回は終わりにしておきますかね。
やはり、自分が心動かされた作品のラインナップをみてみると、悲劇作品が中心になっています。
病気や残酷な運命までいくとストーリーが重くなって、胸焼けしてしまう人もでてきそうなので注意が必要ですが、日常のなかでの入学式や卒業式、恋の気付き、始まりや終わりといった、人を感傷的にさせやすい場面くらいの温度感でもいいかもしれません(モチーフ:月刊少女野崎くん)、舞台設定が不足しているので問題ですね~。
そして、キャラクターが夢を忘れそうになったりするときに、周囲が支えてくれるような物語というとありがちですが、人物に体温がやどりそうなのでいいかもしれません。
文体のスタンスも思考を追うということで、三人称主人公視点か一人称視点でまようところです。わたしは情景描写が得意なタイプなので、一人称の方が書きやすくてすきなのですが、なろうやカクヨムなどの需要を考えると三人称主人公視点の方が良いのかもしれません。
こちらもプレミスや人物が決まり次第という感じですかね。三人称主人公視点と仮おきして進めていくことにしましょう。
▼プレミスの補足説明
https://sakka-no-mikata.jp/2019/12/15/premise/
メモからのキーワード抽出:「目的と手段の逆転」「夢」「過ち」「体温」
次回は、小説を書く目的を掘り下げていくフェーズに入っていくことにしましょうか。自己分析というやつですね。そのときに「※実体験」の部分も後々一緒にに解説していくことにしたいと思います。
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