這いつくばる人形~精神が粗陋~
甘蜘蛛
プロローグ
確かにボクは自宅で友人の誕生日を祝うために部屋の飾り付けをしていた。そして
それは間違いない。でもなんでボクの目に草原が映るんだ?
とにかく目の前の光景について何も考えてはいけない。これはたまに見る幻覚なんだ。
落ち着きを取り戻そうと(地面に見える)
やった!ボクの脳はついに現実から
そんなことを考えていると、右前方から時代劇に出てくる村人みたいな
おじさんはボクに気づくと、ひどく
とりあえずボクはおじさんに声をかけてみる。
「こんにちわ!」
「%745#@4$!」
声を出すのは気持ちがいいな、とか思ってる場合じゃなかった。
とりあえず痛みでトリップしてしまえば現実に戻れるはず。そう考えたボクは地面に思いっきり
「ツゥ~…………」
痛みで視界が
「これで現実に―――――――」
ボクの目にはまだ草原とおじさんが残っている。
「558☆H+!」
おじさんは絶叫を上げながらボクに
「ウグッ……」
おじさんに殴られ、地面に
「痛ッテ~~~~~」
ボクが起き上がる頃には、おじさんはすでに姿を消していた。
あれはたぶん海藤さんなのだろう。ボクのイカした脳みそがおじさんへと
でも
「とりあえず寝るか………」
ボクは手元にあったダンボールを
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます