第2話 帰宅部から帰宅部へとなりました
前回のあらすじ
夏休みが終わり、9月になっても部活が決まらない、鳩サブレーとしいたけは、カカポ研究会という部活を見つけ、そこの部活に仮入部することにした。
しかし、その部室には誰もいなく、机にホコリがかぶり、電気が点いてない部屋だった。
そこでいきなりある2年生の生徒がやってきて、カカポ研究会は去年で廃部になったと同時に帰宅部に入らないかと誘われた。そこで鳩サブレーとしいたけは仮入部することになり、明日の放課後、元カカポ研究会の部室へ行くことになった。
本編
帰りのHRが終わった。
みんなはすぐに陸上部だの吹奏楽部などの部活へと行く。
中にはボケーッとしてたり友達と話してゆっくり部活へ行く人もいる。
いつもなら、のんびり校内探索をするのだが、こんな僕にも新しい部活が出来た。
いまはその部室へしいたけと一緒に向かっているところだ。
「そういえば鳩サブレー、帰宅部ってどんな活動するんだろうな?」
「さあ?帰り道にある美味しいパン屋さんとかを教え合うんじゃね?」
「美味しいパン屋さんって、ここ周辺にパン屋なんてあったか?」
「あっ、確かに、」
そんなつまらない会話をしていると、いつのまにか部室についていた。
誰かが話しているのが聞こえて、少々開けるのに戸惑ったが、勇気を出して、扉を開けた。
開けると、そこには3人の生徒がおり、僕達の方を見てきた。
そして、刹那、辺りは沈黙と化し僕としいたけは戸惑った。
こういうときはどうしたら?
「失礼します!1年B組の黒井渚です!」
「1年B組の坂月茂です!」
僕の頭の中では自己紹介をする。これくらいしか思いつかなかった。
そして、その挨拶はまるで野球部のようだった。
辺りを見回すと、そこには男子生徒が3人ほどいた。
その内の一人は昨日会った生徒だった。
僕たちはいきなり自己紹介をしたので、その生徒たちは驚いたような顔をした。
「うわー、びっくりした、君たちいきなり自己紹介するから反応に困ったよー」
この前の生徒がそう言い、僕たちを帰宅部へ歓迎してくれた。
パン!パン!
部屋中にクラッカーの音と臭いが充満した。
この臭い、僕はまあまあ好きだ。
理由は、なんとなく?
そして3人の生徒たちは僕たちに歓迎の言葉を言う。
「新入部員さん、いらっしゃ〜い」
某テレビ番組のようなリズムで、3人の生徒が言った。
そこでまず自己紹介をすることになった。
しかし僕たちはもう最初にしてしまったので、残りの3人の生徒がすることになった。
まず一人目は昨日会った人だ。
昨日は余り顔が見えなかったが、今見てみると意外と子供っぽい顔で、背も僕たちと余り変わらないくらいだった。
「僕は、2年A組の
ちなみに僕としいたけはどちらも漢字検定5級までしかとってない。
つまり1級はまだ先の話だ。
てか1級の漢字なんて世の中で使う?
まあ、細かいことは気にしずに次!
二人目は顔がいかにもチャラそうな生徒だ。
かおには、ちょこちょこぶつぶつが付いている。
思春期というやつか。
「俺は2年C組の
ちなみに副部長の名前には全て龍が入っているのに対し、副部長の被っていた帽子は中心に「GAP」とだけ書いてあるものだった。
「龍」にしろよ····。
そして三人目は一風変わった人で、なぜか髪が白色だった。若干目もグレー色だった。
その不気味さは異様なオーラを放っている
「僕は
僕はてっきり染めているのかと思ったらどうやら染めていないらしい。
でもそれにしては余りにも白すぎると感じた。
「とりあえず今いるやつの自己紹介はこれで終わりだ、他にも二人いるがそれは来たときに紹介しよう、とりあえず、鳩サブレーくん、しいたけくん帰宅部へようこそ」
「「なぜその呼び名を?」」
僕らがあだ名で呼ばれたことにとても驚いた。
もしかして部長は超能力者?
「あー、それは今日来てない残りの二人の部員のうちの一人が教えてくれたんだ」
情報早っ!帰宅部の通信網どうなってるの?
それよりも一年生の中に帰宅部に入ってるやついたんだ。
一年生って確定したわけではないが。
僕としいたけはあだ名で呼ばれたことより、そのことの方がよっぽど驚いた。
「ところで、活動内容はなんですか?」
僕が一番気になっていたことをしいたけが部長に質問した。
「それは後で、辺りを見渡せてごらん?まだやることがいっぱいあるよ」
そういえば今まで気づいてなかったが、帰宅部の部室は昨日見たまんまのホコリまみれの部屋だ。
僕たちはホコリアレルギーじゃないので気づかなかったが、高く積み上げられた机や使い古された黒板にはホコリが被っていた。
ついでに僕の頭にもホコリが被っていた。
頭をわしゃーとすると僕の周りににホコリが舞った。舞ったホコリの一部は横にいたしいたけの天パに被った
「では、今からこのホコリ部屋を
部長が言ってから僕たちのリフォームはもう始まっていた。
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