十七話 賢者(ヴィンセント・ベンバック・アロンガルト)
「フィールの師匠?それが何故こんな所に居る?」
「儂ものう、散歩をしておった、では信じて貰えそうにないかのぅ?」
「ウル、あの爺さんが本当にフィールの師匠か?」
ウルは頷く。
だが急に現れた老人の言葉を信じられる程、今の自分に余裕はなかった。
恐らくは先程の件で気が立っているのだろう。
夕陽を背にした老人の姿は正に賢者と呼ぶに相応しい風体だった。
威厳ある立ち構え、多くの年月を経て刻み込まれた深々とした皺、夕陽に靡く白銀にも似た灰色の長い髭と髪、そして長い髪から覗くエメラルドと朱のヘテロクロミアの瞳。
首回りには十数個の色違いの宝玉が埋め込まれ様々な金細工が施された豪勢なローブと何かの紋様が刻まれた縁のあるローブを三重程重ね着ているようだ。
身の丈以上に長く神々しい杖は顔程の大きさの巨大で歪な菱形の宝玉が杖の先で浮いている。その玉を囲う様に金属と木材が絡み合い、槍とも鎌とも喩えられるような荘厳でありつつも禍々しい形を成していた。
「この世界は魔法なんていう便利な力がある。魔法を使えば変装なんて簡単なんじゃないか?」
「然り。じゃがお主等に其れを見抜く術は今のところ無いじゃろ。それに儂が真実を口にしておる可能性もあろうが。」
「俺達に見抜く術が無いと何故言える?」
「なんじゃ?あるのかのう?儂は此れでも其れなりの素養は見定められる位の審美眼はあるつもりじゃがのう。お主等はまだ魔法の知識が浅いと見て取れるが?」
魔法を熟知している者にしか分からない何かがあるのか?
「無理矢理化けの皮を剥ぐ位は出来ると思うぞ。」
「ほっほっほっ。面白い事を言うもんじゃのう。しかし儂はそんな理由でお主等を呼び止めた訳では無いんじゃがのぅ。」
互いが疑いながら値踏みをしている。そんな感覚なのだろうか?俺はそこまで話術に自信はない。このままだと話が平行線になりそうだ。
「…俺達に何か用でも?」
「うむ…己から折れる事も大事じゃが些か早計ではないかのぅ?まぁ良い。儂も大人気ない対応じゃったからな。」
やはり俺達を試していたのか?何の為に?
「実はのぅ、フィールの魔力残滓を追っておったら大通りで主等を見かけての。声を掛けようとしたんじゃがお前さん等凄まじい速度で逃げたじゃろう。じゃから機会を失って何時声を掛けようか迷った挙句観察しておったんじゃよ。」
「あぁ。最初からそう言ってくれれば…いや、此方も失礼しました。度々失礼しますがフィールの師匠で間違いないですか?」
「目上に対する礼儀は美徳じゃが急に畏まらんでも良い。儂は堅っ苦しいのが嫌いなんじゃ。そして儂は間違いなくフィールの師匠じゃよ☆」
キラ?…聞き間違いか?
「ではお言葉に甘えて…俺達も丁度あなたに会いたいと考えていたんだ。」
「はて?お主等の様な者に求められる事をした覚えなぞ記憶にないんじゃが。さてはフィールの奴、有る事無い事お主等に吹き込んだんじゃなかろうなっ?」
「まぁ似たり寄ったりかな。話はフィール達と合流してからお願いしたいんだがいいか?」
「良いも何も儂はあの馬鹿弟子を探しておる最中じゃ。断る理由も無かろうて。」
「わかった。…が此処からだと結構離れているな。南側関所の森林公園で待ち合わせているんだが…」
「問題無いわい。こんな老いぼれでも仮にも賢者の称号を冠しておる。寧ろ城下を壊し回して移動するお主の方が問題じゃわい。」
「見てたのか。但し其れこそ問題ない。ウル、行けるか?」
「任せて。」
ウルが衣を脱ぎ捨てて魔法の絨毯形態になるよう広げる。
「何ともまぁ珍妙な物を持っておるのう。此れは単純な飛行魔法を刻印しただけの物ではない…いや、刻印等とはまた違う未知の知識の産物じゃなっ!是非儂も乗せちゃくりゃれんか?」
目が光っている。しかしこのノリの良さ、何となくフィールと重なるな。やはり本物のフィールの師匠か?
「問題無い。まぁ街中でこの形態で飛ぶと目立つから高高度まで上がる事になるが。」
「そこは儂に任せい。」
賢者の老人ことヴィンセントが杖を衣に向けると一瞬にして衣が目の前から消えた。
「グロスブ・カスレフティス。姿を覆い隠す魔法じゃよ。」
「おぉ…流石は賢者というところなのか?無詠唱で発動できるのか。」
「まぁ仮にも賢者と呼ばれておるしのぅ。じゃがこの程度の応用魔法の詠唱破棄など真の魔導師なら簡単に出来るぞぃ。まぁ!真の魔導師であり賢者である儂ならのぅ!…☆」
「おい。…今明らかに☆(キラっ)って言ったな。」
「なっ、なんの事じゃもんっ?…☆」
あ、コイツは間違いなくフィールの師匠だ。
「さっき迄のミステリアスな空気を返してくれ。」
先程まで魔法の絨毯が浮いていた所に足を乗せると確かに其処に絨毯の上に乗る感触があり、触れた瞬間に絨毯の姿が再び現れた。そのままウルと乗り込んで指を指して指示を…
「ちょっちょっちょっ!!そういう事するんじゃないんじゃもん!単なる茶目っ気じゃったんじゃっ!賢者ジョーク、そう賢者ジョークじゃもんっ☆☆」
「よしウル行け。出発だ。」
もう面倒くさいからこのまま行こう。賢者なんだろう?自力で追いつけ。
「分かったっ!儂が悪かったっ!もう巫山戯んから乗せてくりゃれっ!」
あぁ…また騒がしいのが増えるのか。
ヴィンセントに向けて手を伸ばした。
「最初っから普通にしてくれりゃいいんだよっ!っと。」
「ホッと。」
ヴィンセントは手を掴むとその手を起点に身の丈三つ程の高さまで跳ね飛び、空中で二・三回転程回って魔法の絨毯に乗り込んできた。
着地の衝撃が全く無かったのは驚いた。まるで羽根が床に落ちるようだったぞ。
「その身形ですごい身体能力だな。カンフーの達人か何かか?」
「喩え老人であってもこのくらいは朝飯前じゃ。其れでは出発進行じゃっ!。」
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「あっ!ケンさん!戻られましたな。どうでしたか?ゆっくりと休めましたかな?」
「んー…それはどうだろうな。まぁ収穫はあったけどな。そういえばフィールは何処だ?」
森林公園にヴィンセントを連れて戻ってきたはいいが、其処にはワンダが一人で待っていた。
待っていたというか、椅子に腰掛けて目の前に浮かんでいた光の玉に集中した様子で見つめていた。
「フィールさんなら今日の晩酌の店に席を取りに向かいましたよ。何でもオススメの店があるとかで。して…その後ろの神々しいお方は一体…」
「あぁ。この人はフィールの師匠らしい。収穫というのは此れの事だ。」
「此れとはまた酷い扱いじゃな。」
「ほぅ。フィールさんが凄い魔法使いと仰ってましたが、確かに威厳のある…何というか勇者を導き共に魔王を討伐する大賢者様の様な方ですねっ!色々な物語に絡んでいそうですなっ!しかし…ホントにこの方があのフィールさんのお知り合いなんですかなかな?」
「おい…口癖が移ってるぞ。其れを確かめる為にフィールに会いたいんだが。」
「おっと失礼…。しかし四六時中ああもだねだねかなかなと言われ続けると何時の間にか頭を侵食されていくような感じになりましてな…。正直かなり疲れてます。」
「お主も同志…もとい被害者なんじゃな。何度も直すよう注意はしておるんじゃがな…」
二人が遠い目をしている。気持ちは…分からなくはない。ワンダとフィール、どちらがキャラが濃いのか気にはなっていたがフィールに軍配が上がったか。
「ワンダはさっき迄何をしていたんだ?座ったまま集中していた様だが。」
「あれはフィールさんに教えていただいた魔力を維持させる為の訓練ですよ。魔力を引き出して形状をイメージしながら安定させ続けていたのですよ。」
「初歩中の初歩じゃな。お主、最近魔力が目覚めたのかのぅ?その年齢で魔力に目覚めるとは中々に稀有な事例なんじゃがな。」
「フィールに魔法を使える様にしてもらったんだよ。」
「なっ!?…彼奴は今何処に居る!」
急にヴィンセントが肩を震わせて怒り出した。
「なんかマズイ事だったりしたのか?」
ヴィンセントは頭を抱えて大きな溜息を漏らしながら説明を始めた。
「知らんかったとはいえ、フィールがお主らに教えた法は本来、禁術に指定されるもの。素人が下手に行えば対象ごと小さな街一つ位は消滅しかねん危険を孕んでおる。」
一気に血の気が引いた。まさか俺の具合が悪くなったのはその前兆だったんじゃないのかっ!?
「生源触発の外法と言っての。その手段で魔法が使える様になったという事は生源と魔素については既に知っておるな。」
「ええ。ワタクシもケンさんもフィールさんに説明していただきましたよ。」
「生源とは本来侵すべからぬ領域、生命の根幹じゃからな。通常生源と魔素の感象反応は個々によって大小はあれど常に一定に保たれておる。其れは各々が持つ固有波長の微弱な魔力が作用して成り立っておるのじゃが、生源触発の外法とは波長の違う魔力で直接生源に触れる事で増幅させる、要は安定を故意に狂わせる法なんじゃ。」
「えっと…要は油と炎で火を起こしている所にガソリン…発爆水をぶち込む様なものか?」
この世界ではガソリンの事は発爆水と呼ばれている。あの老人から貰った玉からの知識だ。
「その通りじゃ。後は容易に想像できるじゃろ。普段触れる事の無い波長の魔力が生源に触れ、過剰な感象反応が引き起こされ、増幅された魔力が更なる過剰反応を誘発し大規模な魔力爆発により周囲は焼野原となる。」
「フィールは其れを知ってて俺達にその生源触発の外法とやらを施したのか?」
「いや、彼奴は其れを知らん筈じゃ。生源触発の外法自体、
ある程度魔導を修めた上級魔導師が何とか資料を閲覧できる程の禁呪指定じゃからのう。儂もフィールに知識を教えてはおらなんだが…実はフィールも同様に生源触発の外法で魔法が使える様になった者での。恐らくは感覚だけで外法を会得したと見ておる。」
「感覚だけで…あれか。フィールはあの性格で実は天才でした的なキャラか。」
「知識に関してだけ言えば彼奴は天才じゃよ。一応は儂の弟子じゃしな。しかし…実戦はからっきしでのう。魔法学校でついた渾名は「稀代の落ちこぼれ」じゃしのう。」
「それで?既に終わった事だから仕方ないとは思うがワンダも無事魔法が使える様になった訳だし結果良ければ全て良しって事で良いのか?」
「そういう訳にはいかんのぅ。」
一瞬、空気が張り詰めた。ピリピリとした感覚が頬に僅かに流れてくる。
「安心せぃ。幾ら外法に触れたからといってお主らを拘束したりなどせぬよ。じゃが、生源触発の外法は様々な応用によって数多くの悲劇を引き起こしたからこそ禁呪指定になったんじゃ。悪いが一時は監視させてもらうが良いかのぅ?」
「少なくとも用が済むまでは…俺達からも頼みたい事はあるしな。」
「ともかくっ!話は食事をしながらでも良いでしょうっ!フィールさんとも合流せねばなりませんしね。」
ワンダが手を叩いて一旦話を締めた。
「お腹…減ったかな。」
ウルがお腹を摩って訴えている。そう言えば朝から何も食べてなかったな。ウルは喫茶店で大きなパフェを食べてはいたが見かけに寄らず大食いだしな。
とりあえず飯にするか。
「あっウルちゃんにケンちゃん!!どうだったかなかなかー♪二人で甘〜い時間をちゃんと楽しめたかなかなっ?今日はその話を肴にお…酒…を…って何でヴィン師匠がそこにい、グフっ!?」
ヴィンセントの杖がフィールの脳天に直撃した。あれは痛そうだ。
「やっと見つけたと思ったら何をやらかしとるんじゃ!この阿呆がっ!」
「いっ痛いっ!痛いからからっ!?これ瘤じゃ済まない奴だからからっ!頭割れちゃう奴だからからっ!待ってっ!あだっ!か、角っ!角で叩くと刺さっちゃうからからっ!」
漫画の様な瘤が出来るわけではない。リアルに頭から血を流してる…
「安心せぃ!お主のその浮ついた性根を正すまで回復魔法とこの杖で延々と説教じゃっ!」
あ、頭が光った。ヴィンセントの回復魔法か?フィールが更に馬鹿っぽく見える。
「此処じゃ込み入った話はできんな。店主よ、個室を用意してくれんかのぅ?」
フィールが席を取りに行った酒場は何というか高級志向のお洒落な居酒屋だった。店に入るとテーブルやカウンターで飲み食いする席の先に和室の様な個室が並ぶ通路が見える。五階建ての建物なんだが何でも階数によって部屋や提供される料理の質も上がるらしい。貴族や兵士優遇の店だそうだ。
「はぁ…ですが、個室で今空いているのは4階と5階の貴族様専用のVIPルームのみなのですが…」
ヴィンセントが首からオニキスの様な黒い宝石のついたネックレスを取り出して見せると店員が慌てて最上階のVIPルームとやらに案内してきた。
「それは身分を証明する物か?あの店員、えらく慌てていた様だが。」
「これはルルイエの上層部官以上の者が持つ証じゃ。まぁ身分証明という意味では間違うとらんのぅ。」
「力を感じる。其れは別の場所に移動出来る物?」
「ほぅ。お嬢ちゃん、見ただけでそこまで分かるのかのぅ?これを空間移動魔法の触媒と見抜いたのは儂の知る者の中でも指の数程しかおらんというのに。大した審美眼じゃ。」
「空間移動か。此処から別の場所に飛べるのか?」
「いや、これは特定の場所でのみ発動する魔導具じゃ。とある門を潜る際、此の宝石を持つ者のみがその先に進めるという物なんじゃが、実際は門を潜る際に認識できない手法で別の場所に移動させる事が出来るんじゃよ。」
「それ、もっと見せて欲しい。後でいいから。」
「?まぁ良かろう。それよりも先ずはフィールの説教が先じゃな。」
首根っこを掴まれてズルズルとVIPルームに向かう廊下で引き摺られているフィール。目で必死に助けを求めている様だが諦めた方がいいだろうな。
目線をそっとウルの方に逸らして逃げた。ウルはさっきのネックレスを熱心に眺めている。舐めたり咥えたり齧ったり…そんな扱いして大丈夫か?
VIPルームは流石は貴族専用と言われるだけの豪勢な部屋だ。趣は和風な感じだが見た事の無い花々で飾られた生花やこの国とは趣の異なる調度品が品よく飾らせていた。
「まぁ儂も詳しくは説明しておらなんだが、お主に生源触発の外法を施す際にあれ程危険だと念を推しておったじゃろうがっ!」
正座したフィールがビクビクしながら蹲っている。怯えた兎の様だ。
「儂の自室に置いておった召喚魔法のグリモワールを燃やして逃げ出しおったかと思えば、勝手気ままに動き回った挙句、こんな危険な外法を見ず知らずの者に施しおってからに…いい加減にせいっ!」
「でもでも、師匠がしてくれた時の事を思い出しながら色々試してみたら出来るようになったからから大丈夫かなって☆それに魔法が使える様になりたいって人はいっぱい居る訳だしだし「望む者に希望を指し示すのも先を歩む者の務めじゃっ!」って師匠も言ってたからからっ!」
「馬鹿者がっ!お主の様な未熟者が人を導くなど片腹痛いわぃっ!んっ…魔法が使える様になりたい者がいっぱい居たと言ったな…まさか他にも外法を施した者がおるのか!?」
フィールが視線を逸らした。
「お主!?どれだけの者に外法を施した!?」
フィールの顔に掴みかかるヴィンセント。鬼気迫ってるな。
「んーと…二人を含めて…五人くらい…かなかなーっ?☆」
「こんっっの阿呆垂れーっ!!何処の何奴じゃ!?今何処におるのか分かっとるのか!?」
「それは…大丈夫かなかな。あだっ!この国で奴隷をしていた子達だったからから探せば多分見つかるかなかなっ☆あだっ!痛いっ!頭に刺さってるからからっ!グフっ!がはっ!」
散々殴られた挙句に杖先でのアッパーで宙を舞うフィール。
「はぁ…まぁ生源の少ない者であればそう失敗する事も無いのも事実じゃし今のところ魔力爆発が起こった気配もない。しかし魔力が不安定になっておる筈じゃから早めに手を打たねばならぬな。」
「でもでも三人とも特に異常はない様だったかなかなか?大丈夫なんじゃなっ!…」
あ、アレは確実に刺さってるな。
「阿呆っ!魔力の不安定化は感情によって大きく左右されるっ!主は今すぐその奴隷達を買い取ってくるのじゃっ!そしてその子らにこの石を首から掛けて肌身離さずつける様言い聞かせてこいっ!」
ヴィンセントがローブから大量の紙幣の束と三つのエメラルドの宝石が嵌ったネックレスをフィールに向かって投げ捨てた。
「イエス!マムっ!さっすがヴィン師匠サマサマかなかな♪そんな優しいところがウチはス・キ・ダ・ゾ・ダ…」
「いいから早よ行ってこんかーっ!!」
窓に向かって投げ捨てた!?大丈夫か?此処五階だぞ!?
「これで良し。では儂らは飯でも食いながら話をするかのぅ。」
「大丈夫かあれ。死んじゃったんじゃないか?」
「外を覗いてみぃ。アレで死んでおればどれだけ楽になる事やら…。」
割れた窓から外を覗くとフィールが普通に来た道を走り去っていた。手を振ってるぞ。余裕あるなおい。
「さて、ではお主らの目的と儂に協力して欲しいという事案を伺おうかのぅ。」
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