学校一のお嬢様と付き合うことになってしまった
hiro
第1話結婚!?
3月19日今日で学校は終わり明日から春休みだ高校1年の河田輝之は明日からどう過ごそうかと悩んでいた
「帰ろうぜ」
「今日部活は?」
「ないない」
今のは如月巧クラスメイトで中学からの友達、部活は新聞部らしい
僕らが通う桜坂大学付属桜坂高校はその名の通り桜坂大学の付属高校だ高校のすぐ近くには大学もある高校校舎は主に二つの4階建てのA棟とB棟そして体育館から成り立つ
巧と共に教室のあるA棟の3階から下駄箱に向かうそして下駄箱の扉を開けると中から折り畳まれた紙が出てきた。
「おっと?ラブレター?」
「さあ?」
「とりあえず見てみろよ」
「わかったから」
折り畳まれた紙を開き中を見ると何か書いてある
『
放課後生徒会室に来てください
西尾詩乃
』
「あれこの西尾詩乃ってうちのクラスの...確か生徒会長だよな...」
「河田おまえ何かしたか?」
「いや何もまともに会話すらしたことないって」
「だよねクラス同じだけどなんか話しかけづらいよなあ」
「生徒会長ってどんな人だっけ...?」
「西尾詩乃誕生日7月26日血液型A型趣味は読書名家西尾家の長女で成績がよく美人。今年の後期1年生ながら生徒会長に選ばれ...」
「ストップ!」
「えーまだあるのに」
「もうこれでいいからなんで血液型とかまで知ってんだよ」
「新聞部だから」
「は....」
「ちなみに君の情報もあるぞ」
「なんだ?」
「えーっと河田輝之誕生日6月3日血液型A型趣味なし、成績は中盤部活にも入っておらず特になんの取り柄もないただの一般生徒」
「......まあそうだけどさ」
「まあとにかく健闘を祈るよまた明日な」
「おうじゃあな」
巧と別れるとB棟の2階にある生徒会室に向かった。
「えーっと失礼します生徒会長の西尾さんは...」
「私よ河田君」
教室には2人以外にはおらず窓に寄り掛かった西尾さんに見惚れてしまった
西尾さんは長く少し茶色っぽい髪の先を少し気にしていた
「えーっとなんの用でしょうか?」
「私あなたのことが好きです私と結婚してもらえませんか?」
「私は本気ですよ」
え何が起こってんの?え....は?ん??結婚...結婚って言ったよね!?
「結婚!?!?え!?な.....」
「好きな人と結婚したいって思うのは普通のことだと思うのだけれど」
「えっと結婚の前に交際とかそうゆうものは...」
「私あなたと結婚したくて」
「お互いのことよく知らないと思うんですよ」
「私は大体あなたのこと知ってますよ」
「なんで!?」
「新聞部に行って河田君とよく一緒にいる如月君に聞いたもの住所以外のことは大体教えてもらいました」
「えっとやっぱりいきなり結婚っていうのはちょっと」
「なら私と結婚を前提のお付き合いしていただけませんか?」
「わかりましたこんな僕でよければこれからよろしくお願いします」
僕は生徒会長の西尾詩乃さんとお付き合いするようになりました
◆
連絡先を交換したりして(なぜか向こうはもう電話番号知ってたんだけど!?)
僕は生徒会室を出て帰路に着こうとしていた。
「お疲れー」
「巧まだいたのか」
「まあな暇だったし」
「そっか」
「でどうだった?」
「特には何も.....おまえそういえば生徒会長に電話番号教えただろ!」
「いやこの前いきなり新聞部に来てさあ河田君のこと教えなさいって言われて電話番号も聞かれてささすがに悪いかなって思って教えなかったんだけど」
「なるほど...じゃあ誰が?」
「んー大淀さんじゃないかなほらいつも一緒にいるの見るじゃん」
「あー菜月か、まああいつならやりかねないな」
大淀菜月は僕の幼なじみ小中高と全て同じなんだかんだで一番長く付き合いがある異性だと言える
話しているとあっという間に駅についた
「じゃあまたな」
「おうまた連絡するわ休み中はどうせ暇だろ?」
「多分な」
駅から徒歩10分のところに家はある高校入学と同時に引っ越したのだ理由は簡単親の転勤が決まり遠く離れた九州に行ってしまったからだ
色々あったけど明日からは休みだ
ちょっと待って明日から休みだったら西尾さんと関わりほとんどないじゃん
どうすんのまじで...
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