第11話 俺の脳内会議


さて、俺が作家などになる事が決定した訳だが(両親の中で)実際問題魔王誕生の危機を知っているのは多分俺だけな訳で…誰かに話して解決と行きたいところなのだが…いかんせん俺は1歳児なので言っても戯言にしか聞こえない、だろうと容易に想像できる、

となれば、読み書きの日課に加えてスキルの習得を目指すのが当然だと思う。


忘却スキルの可能性の一つが実はあり、忘却スキルにはレベル表記がある為レベルを上げればワンチャン良いスキルになる可能性だ、というか覚えたスキルを忘れるこのスキルが何かに発展しない限りどうしようもないと言っても過言ではないので、とにかく忘却スキルのレベルを上げる事が優先になる。


普通にゲームのスキルで考えればスキルを使うたびにスキルのレベルが上がるはずなので、生贄のスキルというか加護で頂いたスキル以外をどんどん増やしていくのがいいのかなと思った。

それからスキルの再取得にもどんな条件が適応されているのか判断する必要があると思う場合によってはしばらく同じスキルが再取得出来ない可能性を考えるとやらなければいけない事やこの世界のルールなどを知る必要も出てくる。


共通言語のスキルの上げ方もイマイチ分からないので1歳児から時間を意識して使えるこの世界が非常に有難いと感じた


「よし、基本方針はとにかくこの世界や俺のスキルの特性を調べる事と自己鍛錬だな」

と1歳児の俺が赤ちゃん用ベットで月より2倍ほど大きい星に向かって右手を開いて呟く

決意表明を一人していた。

側から見れば滑稽であり、なんとも格好の付かないものであったが転生前の何もしない頃と比べれば、既にましな人生をスタート出来ていると感じてしまう俺がいた。

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