第1話転生だからな
あれはそう、2020年の丁度武漢コロナが流行り出した頃の事
世界中で流行り病になり、ゴールデンウィークでさえ大型ショッピングセンターが営業を停止するご時世でのこと。
世界中で不景気になり俺の務めていた大企業のホテルも休業になり、会社の寮でグダグダ生活していた。
そんな時期に起きたこと
真夜中に目が覚えてしまった、今思えば寝てれば転生する事もなかったのだろうが…。
一人部屋にガサガサものを漁る音が聞こえる…会社の寮だし誰か来たのかなと思い顔を上げずに声をかけた。
「誰だよこんな…夜中に流石にノックとかしてくれないか…」
寝ぼけた頭では、鍵をかけていたのに入って来ている。
この異常さに気づけないのか、はたまた俺がバカなのかその両方なのか。
顔を上げてその相手を確認して頭が白くなるような
フワフワとして力が抜けるような状態に陥った。
「あなた誰ですか?」
そうなんとか口にした後その問いの代わりなのだろうか?
スパナの様な硬い物が俺の頭に叩きつけられ、
俺の寝て居た敷き布団は赤黒く染め上げられた。
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