第3生 ユウシャの仲間たち

俺が目を覚ました翌日、ドタドタと走ってくる音が聞こえた。


「アキ!!ほんとに目を覚ましたんだ!記憶喪失って本当なの!?」


そう言って一人のメスが入ってきてその後ろにもう一人メスとオスが二人いた。


俺は何もしゃべらなかったが勝手に解釈したみたいで


「あ、私のことも忘れちゃってるの!?私の名前はユキ!一緒に魔王をあと一歩まで追い詰めたパーティーの仲間よ!」


続いて後ろにいたオスがダルそうに話しかけてきた。


「なあ、アキ。本当に俺たちのこと忘れたのか?何度も死線をともにくぐってきたのに、、なあ、なあ、なあ!おい!なんでだよ!答えろ!!!」


そう言ってこのオスは動けない俺の胸ぐらをつかんできた。


「ちょ、ちょ、ストーップ!!ストップです!!マツリさんストップです!」


そう言ってとめたのはユキの後ろにいたメスだった。


「マ、マツリさん激情型なんです、ごめんね!あ、私の名前はハル!よろしく!」


「さ、マツリさんいきますよ。病院ですから静かにしてくだざいね~。」


そういって180センチはあるであろうオスの身体を150センチほどのメスが引きずって去っていった。


なんつう力を持っているんだ、あのメスは、、、

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