父と私とビジネススーツ

Tomoka Kaneko「英語表記」

第1話 私がスーツ姿の理由

ビジネススーツにはルールがあることを私は誰にも尋ねなかったが父をみていて学んだことが沢山ある。

工場ではベージュの作業着に安全靴、会議ではスーツにネクタイ、大事な荷物は鞄持ちになぞにけしてもたせず肌身離さず自分で持ち歩くことが情報漏洩を徹底して防ぐということを...。


私がビラビラ着飾った服で職場にいたことをみたことがあるひとはいない。


職場は職場。ビジネスという戦略戦場にビラビラスカートだのタイトスカートで乗り込んだらとっさのときに資料室までバックヤードからはしりにゆけない。


同業者が多数そびえたつなか、ベビーブームのもうしごはなのある会社に入れなかったのなら知名度は低くとも会社の方が潰れるまでくらいついてその会社の役員に呼びとめられるくらいまでやってから会社を立ち上げざるべからず、と自らに課した私と父のみつめる点は同じだった。

よりよいものづくりと他人を傷つけないための検品、そのための人材育成と教育。


母も同様、いつもめをつりあげ、教育に関するいかなる科目からも目を逸らさず学び教え続けていたにもかかわらず、安いぬのでビラビラ興業はうつ、クラウドファインディングだのはなからひとの金に期待して身銭をきらないひとたちを吊革につかまる定期をもたない乗客のようだといえばよいかね?


ヘルパーをしんじ、財布もカードもはいった鞄ももちますという立憲の斉藤がオリンピックのポスターをほしがりはぐれ、ひとり手ぶらで携帯に何号車にいる、と斉藤宛にSNSをしつづけ、鞄をあけさせないよう、返事をするまで連打していたとき、だまってのりにきたひとたちは全部東芝府中工場たちのおじさんたちだよ。

背広のバッヂでわかった。

なにくわぬ顔をしていても京王線にはない本社のひとたちとおなじ共通項があった。

ビジネススーツにはきまりがあり東芝の本社しかしらないから。


カバンや財布、カードはどうなってもいいとしても、完全にみなとおなじではない私になにかあったら、とさっときてくれたのは

つねひごろから東芝を応援し、東芝ただきをされるたびにSNSで私の教え子や父母の仲間に呼びかけて続けていた無料の貢献もしらず

困ったときだけすがりつきにくるイッヌに

だんじてよだれをたらさない!


豆柴電気にしておけばカラクサ模様の風呂敷のいぬだらけにしたりいじきたない、ひとを

傷つけ利用しつづけるTSUTAYAだのいまのメディアにだんじてよだれをたらさない!


私たちには、よだれかけはいらない!


だんだんとおのくいなか だね


2020/5/6 23:47

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