第146話 意地をかけた戦い

「っしゃ、じゃあ勝負だ!」


 俺たちの前には15種類×2人前ずつ、1皿に6個乗ってるから、合計180個の餃子が並んでいる。

 いや、もう何個かなくなってるし、テーブルに乗り切らないから隣のテーブルにも少し置かせてもらってるけど、とりあえずそれはそれは壮観な光景だった。

 単純計算一人あたり45個。

 いやいや、馬鹿だろ大和!?


「そんな食べれるの~~?」

「若い子は元気だねっ!」


 その光景に隣のテーブルからジャックと嫁キングも反応。

 隣のテーブルは平和そうに、それぞれが食べたい餃子を楽しそうに食べ始めていた。

 うん、俺もそっちがよかったなぁ!


「見ててねなっちゃん! 俺、ゼロやんより食べるから!」

「えっ、あ、うん、が、がんばって?」


 あーすとだいの間にはリダという山があるから、だいの姿ははっきりとは見えないはずだけど、あーすが何故かだいに俺に勝つとだいに宣言。

 その発言に答えつつ、だいが不思議そうな目を俺に向けてたけど、俺はそれに苦笑いを返す。


 しかしやっと返事できるようにはなったのか。

 もしや……餃子を前にして少し平常心を取り戻したのか?


 それでもだいが何を考えてるかもわかんないけど、今のあーすの発言から、俺があーすに俺とだいの関係を話したことは伝わったと思いたい。


「イケメン対決と巨人対決かー。食いすぎて倒れんなよー?」

「じゃあわたしたちはどっちが勝つか賭けようか~」

「ゼロさん頑張ってくださいね」


 のんびりした空気の女性陣の言葉を受けつつ、俺は正面からあーすの視線を受け止める。

 その目は「だいにいいとこ見せるんだ!」という野心に燃えていた。

いや、別にたくさん食べれるからなんだって話だと思うんだけど……。


 でもあれね、あーすとイケメン対決とか言われるのは、差がひどくてちょっとむなしいからやめてね?


「返り討ちにしてくれる」


 ここで負けるのもしゃくなので、俺はあーすの挑戦を受けることにした。

 俺だって体育会系上がりだからな!

 だいと毎週ご飯行ってる力、見せてやるぜ!


「じゃあ、俺対せんかん、ゼロやん対あーすで、負けた二人で清算するかっ」

「お、いいねー!」

「負けないしっ」

「かかってこい!」


 そしてまるで大学生のノリで、いい大人、しかも全員教師というメンバーの大激突が、始まるのだった。




「おいしいね~」

「いやー、ビールがうまい!」

「飲み過ぎないでね~~?」

「美味しいですね」

「うん、美味しい」

「ふふっ、これが餃子の実力だよっ」


 開戦序盤、反対側のテーブルでは俺たちの戦いには目もくれず、女性陣たちが楽しそうに会話しているのが聞こえてきた。

 どうやらジャックとぴょんだけが、ビールも頼んでるみたい。羨ましい。

 だいもとりあえず普通に食べてるように見えるし、これはぴょんたちの作戦成功なんだろうな。ほんと、頼りになる仲間である。

 ちなみに仁くんもみんなが美味しそうに餃子を食べている光景に「あーあー」言いながら手を伸ばしてるけど、それを嫁キングが阻止している。最初以外泣いたりしてないし、偉い子だな。その光景を微笑ましそうに眺める女性陣も、いい感じ。


 え? こっち側のテーブルはって?

 そりゃもちろん、みんな無言で食べてます。

 というか大和とリダが、速い速い。

 俺とあーすの倍の速度くらいで食ってる。


 いや、カレーは飲み物ですみたいに食ってんじゃねえよ、餃子は固形だぞ?


 そんな気持ちでいっぱいである。


「二人とも速いね……」

「そうな……」


 箸を止め、唖然と見つめる俺とあーす。

 ちなみにここまで俺が8個。あーすが6個。

 大和とリダの数は知らん。


「でも、美味しい餃子だねー」

「あーすはたこ焼きとかの方が有利だったか?」

「いやー、たこ焼きは重たいよー。そもそも僕千葉生まれだし。そういえば、ゼロやんは、地元どこなんだっけ?」

「俺? 俺は秋田だよ」

「おお、じゃあゼロやんはお米なら有利?」

「米ばっかそんな大量に食えないだろ。でも、今米が欲しい気持ちになってるのはあるけど」

「あー、わかるなー」

「せめてビール飲みたいよな」

「そだねぇ……僕買って来ちゃおうかな……」

「お、おい! それはずるいって!」

「冗談だよー。さすがに男で一人だけ飲むのは気が引けるし」


 ここまで無言だったけど、急にしゃべり出したあーす。もしや、時間経過で満腹感を感じさせる作戦か?

 とか思うけど、何というか、だいにいいとこ見せようとバチバチしてくるかと見せかけて、あーすの爽やかさがまったくそんな空気を感じさせない上、隣の二人が凄まじいせいで逆に戦意が失せてくる。

 これはこれであーすの作戦成功かもしれないけど。

 ということで俺とあーすはまったりとした会話しちゃったり。


 ま、あーすがだいに何を思ってもね、俺とだいの7年間は揺るがないと思うし?


 ちらっとだいの顔を伺い、やる気を回復させる俺。


 そんな余裕を持った状態で、俺たちの戦いは進んでいくのだった。




「どこのがおいしかった~?」

「あそこもオススメだよっ」

「いやー、ビールが美味い!」

「ぴょんまだお昼なのに~~」

「餃子っていいわよね」

「だいさんそれ何皿目ですか?」


 戦闘開始中盤、まだまだ女性テーブルは楽しそう。買い足しに行ったりなんだりしながら、ちょくちょく誰かが席を立ったりしている。

 俺の対角線ではあれだけ元気を失っていたように見えただいも普通に食べてるし、あいつもしや、何か悩み事よりも食欲が勝っちゃうタイプなのか……?

 ぴょんはぴょんで、何杯目かのビールでけっこう上機嫌になったり、嫁キングが食べるために仁くんをゆきむらが抱っこしたりしてる。

 おいおい仁くん、そんな露骨に女性に胸にタッチしたりするもんじゃないぞ?

 いやめっちゃ笑顔なってるけど、やっぱ赤ちゃんでも男の子なんだし、若い女性がいいのか……?


 そんな穏やかさとは対照的に。


「うーん、けっこうおなかいっぱいかも……」

「いや、さすがに弱すぎんだろっ」


 あーすが15個目くらいで弱音を吐き始める。

 俺はもう20個くらい食べたけど、お前たぶんそれだいより食ってないぞ。


「ねぇゼロやん」

「なんだよ?」

「僕ここまで、新幹線乗り継いできたんだよね」

「おう、それで?」

「けっこう交通費って、高いんだよね」

「だから?」

「これから宿泊費もかかっちゃうし」

「で?」


 じっと俺の目を見てくるあーす。

 そしてそれとなく手を伸ばし、食べるのを止めた俺の左手にそっと手を重ねてくる。

 これきっとあれだろうな、年上の女性とかならコロッと落とせそうだな。

 でも俺はそういう趣味はないのでやめていただきたい。


 あーすの言いたいことはもう分かってるけど、もちろんそれをこちらから譲歩する必要はない。

 少し言いづらそうになったあーすの顔が見たい、その気持ちで俺はあーすの言葉をはぐらかし続けた。


「う……その、持ち合わせがそこまで多くないので、引き分けで試合終了というのは、いかがでしょうか……」


 あっさり認めたなー。

 だいにいいとこ見せるって言ってた割に、軟弱だなしかし。


「いやー、でも俺の方が多く食べてるけど?」

「う……じゃ、じゃあゼロやんの勝ちでいいので、その……割り勘にしていただけませんか……」

「敗北宣言は?」

「えっ……ゼロやんけっこう性格悪いな……」

「男の勝負だ。決着だけはつけとこーぜ?」


 あ、ちなみに余裕もって話してるけど、俺ももうけっこうお腹はいい感じです。

 というか延々餃子食うのがね、あんま向いてないみたい。

 米が食べたい。


「ま、参りました。どうかお慈悲を」

「しょうがねぇな」


 よし勝った。ちょっと恨めしそうにあーすが俺を見てくるが、その顔が見たかったのだよ。

 でもま、食った分払うのは当たり前だと思うしな。

 あーすのリタイアを受け、まだ隣の二人からすれば絶賛試合中盤にも関わらず、俺たちの勝負が決着する。

 この感じでだいのことも諦めてくれよ……?


 そんな俺たちのやり取りには目もくれず、隣では大和とリダが一生懸命に餃子を食い続けてる。

 もうけっこう冷めてきてるけど、すごいな。

 正直見てるだけで、食欲が失せるというか……。


「二人ともすごいねー」


 終戦を迎えたあーすが、自分のそばにある餃子をしれっとリダたちの方に移動させてるあたり、あーすも抜け目ねぇなぁ。


「あ、あっちにデザート系も売ってるみたいだよ?」

「おいおい女子かよ」


 そう言って女性陣のテーブルに近い店舗を指差すあーす。

 たしかに美味そうだけど、いや、行かせねえよ?


 ちなみにテーブルの上にはまだ餃子が60個くらいは残ってる。

 果たしてこれが全部消えてしまうのだろうか?

 

「僕、あっちのテーブル行ってこようかなぁ」

「ダメだ」

「えっ、なんで!?」

「俺たちにはこの戦いを見守る義務がある」

「え、そ、そうなの?」

「そうだ」


 俺の言葉を受け、あーすが何か言いたげに俺を見てきたけど、気にしない。

 そうやって何かと席を立とうとするあーすを引き留めつつ、俺とあーすは大和とリダの戦いを、もうしばし観戦するのだった。




 そして試合終盤。


「くっ……そろそろきついな……!」

「ふっ……! 甘いな若造が」

「だが……こんなところで倒れるわけには……!」

「ギルドの盾として、俺も倒れるわけにはいかんのだよ!」


 苦しそうな大和にノリノリな感じで言葉を返すリダを見て、お前らなんの戦いしてるんだよと思いつつ、俺とあーすは俺が奢りで買いに行ってやったアイスを食べながら、試合を眺め続けていた。

 さすが栃木、とちおとめを使ったイチゴアイス、美味である。

 アイスのおかげで俺もあーすも笑顔です。


「ジャック新婚さんなんだっ! いいねっいいねっ!」

「ありがと~~、子育てって、やっぱり大変~~?」

「うちは旦那がけっこう協力してくれるからさっ。そこは助かってるかなっ」

「リダはいい旦那さんだね~」

「イクメンってやつかー」

「面倒見いいものね」

「そういう方と結婚したいですね」


 とまぁ、反対側のテーブルも既に食事を終えたようで、時折こっちに視線は来るけど、既にまったりモードのよう。

 ちなみに仁くんは今ぴょんが抱っこしている。

 酒飲んだやつに抱っこさせるとかどうなんだと思うけど、まぁ今日は別に酔ってる感じはしなそうだな。

 仁くんがぴょんの胸にタッチして、少しびっくりしたような顔をしたのは、きっと気のせいだろう。うん、そうに違いない。


「あと一皿だねー。がんばれー」

「二人とも胃もたれ必至だな」

「あ、僕胃薬持ってるよ」

「うわ、女子力たかっ」


 ちなみに勝負を終えたあーすと俺は色々話を重ねた結果、割と打ち解けてきた。

 最初はだいに対してなんだこいつと思ってたけど、大阪に引っ越したあともずっと片想いをしてたとか、そういうことではないらしい。

 何人か彼女もいたことあるって言ってたし、ただの純情ピュアボーイってわけではなさそう。

 今は彼女いないらしいけど。


 だいの方も餃子パワーと女性陣に囲まれたことで落ち着いてきたみたいだし、ちょっとくらいなら、だいと話させてやってもいいかな……って、別にそこは俺が許可するとかじゃないんだけど。


「ゼロやんはなっちゃんとデートとか行ったりしたの?」

「ん、ああ。この前夢の国行ってきたよ。これとか、その時に買った」

「うわ、ペアネックレスかー。なっちゃんも付けてるの?」

「当たり前だろ」


 勝負に勝ち、だいの彼氏であるという2点に置いて優位に立つ俺は、これみよがしに胸元からネックレスを取り出し、あーすに見せつけた。

 取り出しつつだいの方へ視線をやると、ちょうどだいもこちらを見ていたのか、少し恥ずかしそうな顔をする。

 いや、これお前が買いたいって言ったんだからな!?


「うーん、まさかの再会に浮かれちゃったけど、ちょっと勝ち目ないかなぁ」

「いや、まずお前大阪じゃん」

「あー、じゃあ僕も東京に引っ越そうかな~」

「おいおい、家族で大阪いるんだろ?」

「うーん、でもやっぱ、大阪給料低いし?」

「あ、それはたしかに、よく聞くけど……」


 とまぁ、ゆきむらが言ってしまった「争奪戦」発言のせいで若干不穏な発言が多いあーすではあるけど、そこまで本気で言ってるようにも見えないので、こんな会話も出来るようになった。


「だいのことは俺に任せとけって」

「うーん、でもゼロやんゆっきーやゆめちゃんとも仲良さそうなのは、なっちゃん可哀想じゃない?」

「いや、だい以外とは何もないからな?」

「ゆっきーもゆめちゃんも可愛いのに、ほんとに~?」

「ない。断じてない。ないから」


 まぁたしかに二人とも可愛いし、ゆきむらの対応には困ることもあるけど……ゆめに関してはもう俺にとって畏怖の対象なので、ないです。


「ふーん……あ、そういえば、ゼロやんがなっちゃんと会った時から、なっちゃんってあんな感じなの?」

「ん? どういう意味?」

「え、ええと、大人しいというか、静かというか」

「そうだな。だいは他の奴らに比べたら、クールな感じだな」


 二人きりの時のだいについては、秘密だけど。


「そう、なんだ」

「なんだよ?」

「ううんっ、なんでもないよー」


 何とも言えない顔をして要領を得ないことを言ってくるあーすに、再び俺の中に何だかもやもやした気持ちが湧き上がってくる。

 これを表に出すようなことはしないけど、やっぱり、自分の知らない彼女の過去を知ってる存在は、なんというか、ちょっと嫉妬するな。


「ラストもらった!」

「くっ……!」


 俺がそんなもやもやとの戦いを再開させているうちに、気づけばあれだけ大量にあった餃子が全て消え失せていた。

 大和とリダの姿を見るに、最後は完全に箸が止まったっぽい大和が悔しそうに俯いてるから、きっとリダが勝ったんだろう。

 すげぇな。何個食ったんだろ?


「おお、すごいな~」

「リダ何個食ったの?」

「あ、もう途中から数えてないな」

「え?」

「せんかんはー?」

「え、あ、俺もわからん。途中から食べ続けることしか考えてなかったわ」

「マジかよ」


 いやたしかにスタートで180個弱あったうち、俺とあーすで40個も食ってないから、二人で140個以上食ったんだろうけど。

 大和の表情が苦しそうだから、きっと有言実行。食う後悔は果たせたみたいだな。


「じゃあ、両者カウント不明で引き分け?」

「いや、リダの方がずっと食ってたから、リダの勝ちじゃないのか?」

「いや、多く食ったほうが勝ちと言ったくせに、カウントを忘れた俺の過失だ。この勝負ノーカウントにしよう!」

「リ、リダ……!」


 そして握手を交わす二人。

 そこには熱い友情が芽生えるのだった……って、いや、結局何だったんだこの時間!?

 不毛すぎるだろ!

 だったら最初っから美味しく味わっていただきたかったわ!


 そんなこんなで全員で領収証を出し合い清算。

 ちなみにあーすの分の端数は俺が出してやった。

 喜びやがって、こいつめ。


「いい決着だねー」

「これでいいのか……?」

「あっ、食べ終わったみたいだねっ! じゃあ、次は宇都宮の名所見学に行こうっ」

「おうっ!」


 嫁キングは俺たち男性陣のテーブルの戦い食事が終わるのを待っていたようで、熱い握手を交わす二人など微塵も気にせず、こちらへ声をかけてきた。

 その言葉に、リダがすっと立ち上がる。

 大和はまだ苦しそうなので、きっと戦いはリダの勝ちだったんだろうなとか俺が思っていると。


「じゃ、さっきの班分けで移動しようぜー」


 仁くんを嫁キングに渡しつつ、ぴょんがみんなにそう提案する。

 その言葉にあーすは少し寂しそうに俺の方をじっと見てきたけど、俺のせいじゃないし?

 どうやらまだぴょんたちはあーすをだいに近づけさせたくないらしい。

 やはりだいにはだいの事情がある、ってことなのかな。


 俺としてはとりあえずあーすの話を聞けたからいいんだけど、まぁまただいがさっきみたいになっても困るしな。

 餃子パワーもずっとは続かないだろうし、悪いなあーす。


「次はここねっ」

「おっけ~~」


 嫁キングがジャックにスマホで行先を示し、ジャックがその画面を写真に撮る。

 

「よし、じゃあテーブル片付けてっ」


 嫁キングの指示で手分けしてテーブルを片付ける俺たち。

 校外学習中の担任の先生みたいだな、嫁キング。


「レッツゴー!」


 苦しそうながらも再び大和があーすと肩を組み、俺たちは次なる目的地へと移動することとなったのだった。





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以下作者の声です。

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 餃子単品で延々と食べ続けられない作者です。

 ちなみに舞台のイメージは宇都宮のMEGAドンキ地下にある「来らっせ」様になります。1度しか行ったことはありませんが、色々食べれて楽しかったのを覚えてます。

 当時8人で行って、各種本店はものすごい列とグループ分けることになりますと伝えられ、訪れたのですけど、ちゃんとご飯セットもありましたから、ご安心ください。

 観光もしづらい中でこんなこと書くのもどうかと思いつつ、感謝と宣伝を兼ねて書かせていただきました。


(宣伝)

本作スピンオフシリーズである『オフ会から始まるワンダフルデイズ~Side Stories~』。現在は〈Airi〉と〈Shizuru〉のシリーズが完結しています。

 え、誰?と思った方はぜひご覧ください!

 

 3本目は鋭意準備中です。

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