エウロト村編①

◯城塞都市メルオルク

アークレイド大陸の北方、レイネメイド山脈の中腹に、岩盤をくりぬいて作られた城塞都市。魔神戦争の後、そこには勇者とその仲間たちの子孫が魔族を地下に封印し、奴らが再び地上に現れぬ様に結界を張り暮らしていたと言われている。

長年平和であったその街に、十年前突如巨大な召喚陣が出現し、街は大量の魔物であふれ返ると人々は瞬く間に蹂躙されてしまい、封印の解かれた地下からは大量の魔族が現れた。以来メルオルクは魔族達の王国としてエルムガルド大陸に名を馳せている。


幼女ロリ魔王

【悪魔族】

北西の山岳地帯に封印された魔族達の前に救世主。眷属支配けんぞくしはいの能力により魔石を持つ魔物に対して支配のスキルを発動させる事が出来る。簡単な命令や誘導がメインだが、逆らう者には魔石へのダメージを与える事ができる。魔石へのダメージは蓄積し、限界を越えると魔石が壊れ、封じられた魂が霧散し死亡する。

魔石から作り出された新人ゴブリン部隊を日比斗に全滅させられ怒りで自分の太ももを殴打し大怪我を負う。その怒りの矛先をフォールーン砦に向け、三千もの魔物達を率いて砦を陥落させようとするも、またもや日比斗の呼び出した巨大悪魔により部隊は壊滅的なダメージを負ってしまう。

更に数年掛けて作り出した地下迷宮をも勇者一行に潰されてしまい、人類殲滅計画は頓挫してしまった。

どうしても自分の計画を邪魔しまくる勇者の顔を拝みたくなった魔王は、嫌がる黒騎士を連れてフォールーンに単独潜入を行い日比斗と出逢う。だがその時、牛の獣人と間違われた事を非常に根に持つ。


◯オルク

【商人/隠密機動】40才

本名、オルク・ド・オルバン

ダグの村に武器を売りに来た商人。腰に鋼の剣を帯剣し、簡単な防具と金属の籠手で武装した見た目、戦士な40歳。

彼の商隊は大型の二頭引きの幌馬車ほろばしゃ2台からなり、護衛役の筋肉ムキムキ傭兵であるギトールと御者兼使用人のメルとモルの4人連れであった。

近衛親衛隊1番隊、隊長でありミレイの昔の上司でもある。現在は王命により、親衛隊を離れ、隠密機動筆頭として諸国を回り、教会の動きを探索中である。

日比斗がデューム山の山頂をを吹き飛ばし、ヴィーレン公爵領へと通じる洞窟を貫通させた事から街道を作る事を計画し、騎士学校の後輩であるワルター辺境伯に協力させる事を脅し……強くお願いした。

また、工事に伴う人足の手配やその者達を魔物から守る護衛の斡旋を一括管理する人材派遣業を開業し、冒険者ギルドと名付け初代ギルドマスターとなる予定。


◯メル

【オルクの使用人】23歳

本名メリル・レイ・ビスコンティ

黒い大きな瞳に茶色の長い髪の毛を束ねて帽子で隠し、シャツにチョッキにズボンと男の子のような服装をしているがれっきとした女の子である。

デミイラストリア奪還作戦の途中でオルクに助け出された難民の一人で皇帝プトレマイオスの娘のひとり。使用人と皇帝の間に出来た子供であり王宮では育てられていない為に本人もその事実を知らない。プトレマイオスにより救出を依頼されたオルクのみが彼女が王家の血筋の生き残りである事を知っている。

王都の孤児院に預けられていたが、教会の動向を探っていたオルクが、教皇によって利用もしくは暗殺される事を恐れた為、使用人として連れて歩く事になった。メル本人はその事を一切知らないため、自分を救ってくれた恩人の騎士であり、三年ほど前から商人となり自分を側に置いてくれる彼にいつかめとって欲しいと願っている。


◯モル

【オルクの使用人】18歳

モルドレット・ルイス・バルバドス

メルの寡黙な弟。メルを引き取って育てた彼女の母の兄夫婦の息子で、本当の姉の様に慕っているが両親から何も聞いていないかは不明。


『今回はいつも以上にネタばれ回ニャ。幼女魔王と勇者ビートの出会いの話しはダンジョン攻略編の後ニャからもう少し先ニャ。逆にオルクとメルの話しはまだまだだいぶ先になる予定と作者が言ってるニャ。どのタイミングでその話をぶっ混むか決まってないのが見え見えニャ。モルについてはもう少しネタ帳には書いてあるニャが今はこれ以上ダメと作者に拒否られたニャ。あいつケチニャ!』

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