第9話お勉強の時間♡♡

「いや〜さっきはびっくりしたな〜」


「そうねえ。ニーナさんの『ぜくえんとさま、おきてください。』で、何を言っても起きなかったゼクウェント様がすぐに起きましたもんね。」


「やっぱりこれは愛…いってぇ!何すんだよゼクウェント!」


「ニーナにいらないこと言わない!」


「だからって足ふむなよ!痛えじゃねえか」


あまり見た事のない光景に、興味津々のニーナでした(笑)


◇◇◇


「これが『あ』ね。書いてみて」


「『あ』ですか?」


「でね、これが『い』」


「『い』ですね!」


ニーナは、最近ゼクウェントに勉強を教えて貰っています。


まずは、ひらがなからです。


「『あ』と『い』を続けて言うと愛にな…いってぇやめろよ!」


ソルはひたすら愛にこだわっているようです。


「昼めし出来たぞ。」


「ニーナ、今日ははんばーぐだって〜」


「わぁ、楽しみ!」


ソルは口は悪いですが、超一流の料理人なので、ご飯の時間はみんなの楽しみです。


まあ、口はものすごく悪いんですが……


「ニーナお勉強はかどる?」


「うん!みめ、めめ、きのうわたしののーとにらくがきしたでしょ。やめなさい!もう!」


「あー、バレた〜」


「ごめんなさーい」


「メメが『めめさんじょー』って書いたからじゃん〜」


「ミメも書いてた〜」


やっぱり、ミメとメメはイタズラ好きのようです(笑)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る