ショウドウの異世界恋愛

第37話

感動の告白？！

1、恋人や婚約者が望めばチャベツ神に

宣誓をしよう。

もう、俺はヤバイ。

頭がいっぱいいっぱいで、あっかーん。

「ごめん、知らなかった。」

「こちらこそ失念していた、すまなかった。

だが、朝言ったことは本心だ。ハルトが

俺の事どう思おうと、俺はハルトを

愛しすぎている。」

愛してるじゃなく、愛しすぎてるの？

「ハルトの気持ちが知りたい。嫌な事は

したくない。ピアスを交わしたあとだが、

何とかする方法もある…。」

「……？」

つらそうな表情……。

ピアスは結婚の証。

宣誓をしたら身体の魔力を変換し

相手の瞳の色の魔石になるそうだ。

複数婚の場合も同じだが、その際に

一番目の夫、もしくは一番目の嫁の

許可がいるそうだ。

主人になる側が、複数婚の場合ピアスが

複数になるそうだ。

そういえばカナップ侯爵は２つずつ

ピアスしてたよなー。

「ハルト？」

「あっ、ごめん。」

考えにふけっていた。

「……そ、そうか。最後に、キスをしたい…。」

えっ？んっ？なんで、最後なんだ？

そう思いながら、俺はヒューゴさんに

濃い、すごく濃厚でしつこい…ゴホッ。

ディープキスをされたのだった。

キスが終わった後、さらに辛そうな顔をしていた。

「ハルト、いつまでも俺はハルトの事を

愛してる。許してくれとは思わないが、俺は

俺は、本気でハルトの事が好きになり

本気の初恋だった。他の男に渡したくはないが、

俺は、お前の幸せだけを願っている。

俺が居なくなったあとも、心配するな。

ギルドと、お母様達に……。」

えっ？ギルド？マ、ママ達、どういう事？！

「ちょ、ちょっと待てよ。はっ？

居なくなる？誰が、意味わかんないよ。」

うつ向き、何かを耐えてるような

ヒューゴさん…。

「説明してくれよ。意味わかんねーよ。

なんで、遺言みたいな言葉が続いてんだよ。

俺に散々、恥ずかしい事をしまっくったり

好きだ、愛してるって言いまくってたのに…。

なんなんだよ。俺を捨てるのかよ？」

「……ち、ちが…。」

「何が、違うんだよ。聞こえねーよ。

俺の事、愛してくれるんじゃなかったのかよ！！」

「……。」

「 くそっ、何とか言えよ。惚れたら負け！

って俺がいたところで、そんな感じの

言葉があるけど、俺はあんたの事、

好きって言うか、あ…あ…愛してるんだよ。

あんたは、俺が好きで愛してくれてんだろ？

なっ、ヒューゴさんよ。」

「あ、あぁ、すごく愛して……ブッ。」

俺はヒューゴさんのキスを阻止しながら、

無意識に耳を引っ張った。

「いちいちキスやりかたとか意味ある行為は、

全然わかんねーよ。俺はここの暮らしの

常識わかんねーから、いちいち言葉で

示してくれよ。だから…。」

スーハー、俺は深呼吸をした。

「俺はヒューゴがそのへんのヒューゴでも、

情け無いヒューゴも、仕事モードの

かっこいいヒューゴも好きなんだよ。

あんただから、好きなんだよ、くそっ。

愛してんだよー。愛してるから、

一から百以上まで説明しながら、

俺を愛しやがれ。俺も愛してやるから

ちゃんと愛しかえせよ。」

「ハ、ハル……。」

ガチャ、バーン。