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「静かにしろと言っているんだ。容疑者を追っていると言ってるだろう」



と言いながら、大木林は、袋からパンを取り出し一口食べて、



「必要なものがある。すまないが、牛乳を買ってきてくれ」



「はっ?」



「牛乳がほしいと言っている」



好意で与えたパンだったが、牛乳まで要求され、毒見は不快に思った。

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