第176話 最後の一撃

予想外の反応に戸惑いを隠せない

致命的な一言を放ったつもりでいたけれど

額に垂れる前髪ですら動かせない


反復するリズムに揺られてる

だからといって元には戻れない

どこかに運ばれて

流されている


憂鬱な朝から始まる日でも

気だるい感じでやり過ごして

後悔が消えないまま

夜が来てもまだ


このままずっとどうにかして

這いつくばって行こうとしたけれど

憂鬱も気だるさも後悔も

決して同じ日は続かない

罰を与えられていると

安心させてはくれない


予想外の反応に戸惑いを隠せない

致命的な一言を放ったつもりでいたけれど

額に垂れる前髪ですら動かせない

奇麗に固まったまま身動きとれない

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