第172話 光の矢
一緒にいるとき一番孤独を感じる
離れて過ごせば気分が落ち着いて
上手くやれそうな気がしてくる
呆れるほど何度も繰り返した
この戸惑いも隔絶も
塗り替えられないままで
雨に混じって落ちてきた光の矢が
この場所に縫い付けてくれないか
どこにも行けないように
雨に混じって落ちてきた光の矢が
このまま縫い付けてくれないか
他には何も出来ないように
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