第168話 カリフラワー

何かの一つ覚えみたいに

鳥の胸肉とブロッコリー

呪文のように繰り返して


鏡の前から目を逸らすな

余計なお世話というものさ

逃げも隠れもしなくはない


俺はカリフラワー・ガイ

毎日がチート・デイ

欲しがるだけでは

連れてはいけない


己と向き合うこともできない奴には見えない世界がある

緑を その意味を欲しがる奴には知れない世界がある


俺はカリフラワー・ガイ

毎日がチート・デイ

欲しがるだけでは

連れてはいけない


行先を知らないこの道に

一緒に連れてはいけやしない

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