歯車の軋む音~真澄、二十三歳の晩夏~
営業部勤務二年目になった真澄は、自社を訪れた商談相手を上司に言われて一階ロビーまで見送りに来ていたが、いい加減相手の口の減らなさにうんざりしていた。
「……今日は本当に有意義なお話をさせて頂きました。それにわざわざ柏木さんにお見送りして貰えるとは、感激です」
「はぁ、どうも……」
(別に、皆お見送り位してるけど? 大事な商談相手だけど、まるで口から先に産まれたみたいに一々五月蝿いわね、この人。まあ営業マンだから仕方ない……、というか、それしか取り柄が無いかもしれないけど)
心の中で辛辣な事を考えつつも、見事な営業スマイルで応じる真澄に、相手の物言いが段々厚かましくなってくる。
「いや~、今回のこれで、柏木さんと直にお話する機会を得て、感激しています」
「そうですか?」
「ええ。ここで知り合えたのも何かの縁。今度は是非プライベートでお会いしたいのですが。今度の日曜はどうですか? どこへでも好きな所にお連れしますよ?」
(商談先で、いきなり何言ってんの? こいつ)
密かに呆れ果てた真澄だったが、顔は笑顔のままでやんわりと断りを入れた。
「ありがとうございます。ですが休日は大抵、静かな所でのんびりと過ごす事にしておりますので」
「ああ、真澄さんは音楽鑑賞とか森林浴とかがお好みですか。それならコンサートのチケットを手配しますよ? それとも静かな別荘地にでも足を延ばしませんか?」
(何なのよ、この勘違い野郎はっ!! 第一、人の名前を気安く呼ぶんじゃ無いわよっ!!)
流石にイラッとしながらも、密かに(どの辺りで殴り倒すべきかしら……)などと物騒な事を考え始めた真澄だったが、ここで予想外の事態が発生した。
「真澄さん、もし良けれ……ぅあっ!?」
「は?」
いきなり相手が変な呻き声を上げて背後を振り返ったのを見た真澄は、その足元に落ちていた紳士靴の片方を認めて、それが彼の後頭部を直撃したらしいというのは分かった。しかし何故そんな事になったのか分からず驚いていると、ぶつけられた男が周囲を見渡しながら恫喝する。
「誰だっ! こんなのを投げつけやがったのはっ!?」
「いや~、悪い悪い。それ、俺の靴なんだわ。悪いね~、予想外に飛んで行っちまったもので」
「桜庭君!?」
片足は靴下という間抜けな姿で何歩か歩きながら、「おう、柏木、お疲れ」などとヘラヘラ笑いつつ声をかけてきた雅文を見て真澄は驚きの声を上げたが、ぶつけられた当事者は当然の如く怒りをぶつけた。
「何が『飛んで行った』だ! わざと投げつけたんだろうが!?」
「そう決めつけるなよ。酷いな~、本当だぜ? 外が久し振りに凄い夕焼けでな。つい童心に返って、靴でお天気占いをやっちまったんだ」
「お天気占い?」
怪訝な顔をして睨んだ男に向かって、雅文は能天気に調子を付けて歌いながら、何気ない動きで靴を履いている方の足を勢いよく振り上げた。
「あれ? 知らねえの? 『あ~した天気にな~あれ』ってな? ……うおっと」
「……ぐはっ」
「…………」
明らかにわざとだったらしく、予め踵を脱いでいたらしいその靴は、くるくると回転しながら前方に飛んでいき、真澄の横に立つ人物の顔面にその底面がぶち当たった。思わずフォローする気も失せて真澄が黙り込む中、再び雅文の間延びした声がロビー一帯に響き渡る。
「あ、すっぽ抜けちまった。何度も悪いな~。お~い、この人の顔を拭くからさ~、ちょ~っと雑巾持って来てくれないかな~」
「このっ……」
「あれ? 何かやる気満々? だけどガキの喧嘩じゃあるまいし、良い大人が仕事先で乱闘騒ぎってどうかな~。この場合、先に手を出したのはアンタって事になるし? ……俺はそれなりに腕に自信は有るぜ?」
少し離れた所にある総合受付で、その一部始終を目撃してしまった受付担当の女性達は、雅文に呼びかけられて激しく狼狽していたが、彼女達が動き出す前に二度にわたって靴を投げ付けられた男は、怒りで顔を赤黒くしながらも、周囲の人目を気にして吐き捨てる様に叫んで外へと出て行った。
「……このっ、覚えてろよっ!!」
「けっ! 色ボケ野郎の顔なんて、一々覚えてられるかよ」
迷惑そうに肩を竦めた雅文に、真澄は苦笑いの表情で声をかけた。
「桜庭君、助かったけど……、ちょっとやり過ぎよ?」
「はは。あいつが底無しの馬鹿で上司に泣きついて、うちの上に文句を言ってそこからお叱りを受けたら、庇って下さい社長令嬢様」
卑屈っぽく頭を下げた雅文に、とうとう真澄も噴き出す。
「向こうとこちら、双方の上がそこまで馬鹿だとは思いたくないけどね。そしたら思う存分公私混同してあげる」
「頼りにしてるぞ。全く……、うちの社内の連中だと社長に睨まれるのが嫌だから、お前に手を出そうなんて考える骨のある奴は稀なんだが、社外だとな~。あんな馬鹿に絡まれる事がそれなりにあるんだろ?」
その問いかけに、真澄は小さく肩を竦めた。
「まあ、それなりにね。でも慣れたわよ。大半は《社長令嬢》のイメージにそぐわないって、幻滅してすぐ離れていくし」
「世の中、馬鹿が多過ぎるって事だな。お前の魅力は肩書きじゃないだろ」
「あら、じゃあどこら辺なの?」
「毒舌と拳」
「……あのね」
そんな軽口を叩きながら、二人がそれぞれの職場に戻ろうと奥のエレベーターに向かうと、雅文がふと思い出したように言い出した。
「柏木、……そう言えば、清人の奴がうちの内定貰ったんだよな」
「ええ。昨日浩一と一緒に、入社の手続きに来てたわよ?」
「よっしゃ!! これで来年からは俺達の苦労も半減、っつうかほぼ消滅?」
「はぁ?」
エラベーターを待ちながら、いきなりガッツポーズをして喜び出した雅文に、真澄は驚いて顔を向けた。しかし雅文は真澄の怪訝な視線に気づかないまま、エレベーターの閉まったままの扉を見ながら、ブツブツと呟く。
「全くこの一年半、どれだけ俺らが苦労して社内外の虫除けやってたと思ってんだよ。あんな可愛げの無い、ひねくれ捲って素直じゃ無い奴の為に、頼まれてもいないのに粉骨砕身する俺達って、何て面倒見が良いんだ。これはあれか? 所謂『馬鹿な子程可愛い』って奴なのか?」
それからもひとしきり自画自賛しているらしい小声での呟きを、真澄は断片的に耳にしたが当然その意味が分からず、加えてどうして清人の話からそんな話になるのかが全く理解できなかった。
「桜庭君? さっきから何をブツブツ言ってるわけ?」
当惑して真澄が声をかけたが、それで我に返った雅文は、慌てて笑顔でその場を取り繕った。
「あ、いや、大した事はないんだ。清人が入ったら、色々楽しくなりそうだなって思ってな」
「本当にそうね」
そうして二人でやって来たエレベーターに乗り込んだが、真澄は(大学時代と同じように、同じ所に通う事になるのよね)と来年以降の事を考え、それだけで上機嫌になっていた。しかしそんな高揚した気分は、そう長くは続かなかった。
「只今戻りました」
その日、真澄が帰宅すると、家の中は微妙な空気に包まれていた。
「どうかしたんですか? お母様」
住み込みの使用人の女性と、何やら深刻そうな表情で話し込んでいる母親に声をかけると、玲子は挨拶もそこそこにいきなり問いかけてくる。
「ああ、お帰りなさい、真澄。あなたはまだ聞いていないの?」
「え? 何をですか?」
思い当たる節が皆無の為真澄が尋ね返すと、玲子が言い難そうに言葉を継いだ。
「その……、清人君が、柏木産業の内定を辞退したって事だけど……」
それを聞いた真澄は、傍らの椅子に鞄を置きながら一笑に付した。
「はぁ? 何を言ってるんですか、お母様。清人君ならつい昨日、社の方に手続きに来てましたよ?」
「でも今日、人事部の担当の方に連絡があったそうよ? 『申し訳ありませんが、入社を辞退させて頂きたい』って。それでお義父様と雄一郎さんが激怒して、今浩一が『お前が何も知らなかったとは言わさんぞ!』と責められていて」
そこで真澄は驚きのあまり、玲子の言葉を遮った。
「何ですって!? お祖父様達は離れに居るの?」
「え、ええ、そうだけど……。ちょっと真澄、待ちなさい!」
玲子の返事を聞くやいなや、真澄は応接室を飛び出し、廊下を進んで祖父の住居である離れへと駆け出した。連絡通路を抜けて離れへと入り、乱暴に靴を脱ぎ捨てて迷わず奥へと進む。そして話声がしている部屋の襖を、勢い良く引き開けた。
「お父様! 清人君が、うちの内定を辞退したって本当ですか!?」
「姉さん……」
父と祖父が並んで座る前に正座していた浩一は、思わず安堵したような表情で真澄を見上げたが、如何にも臍を曲げているらしい総一郎は、乱入して来た真澄を鋭く叱りつけた。
「何だ真澄。お前に関係は無いから引っ込んでいろ!」
「そうはいきません。内定辞退だなんて、またお祖父様やお父様が余計な事を言うかするかして、清人君が腹を立てたんじゃ無いんですか!?」
「人聞き悪い事を抜かすな! 全く、あの野良犬如きを入社させるのは腹立たしい上我慢ならんと思ったが、優秀らしいから温情をくれてやったのに、後脚で砂をかける真似をしくさって! 小笠原に横から盗られた訳では無いのは良かったが、同業者からは良い笑い物だわ!」
「お祖父様の物言いが、一々失礼じゃ無いですか!? そんな事だから、愛想を尽かされるんです!」
「なんじゃとぅっ!!」
吠えまくっている真澄と総一郎のやり取りに、そこでうんざりとした口調で雄一郎が口を挟んで来た。
「落ち着け、真澄。はっきり言わせて貰うが、今回こちらからどうこう言ったりした事は無い。寧ろ私は歓迎していた。内定を辞退したのは、全面的に彼の都合だ」
「何ですか、それは?」
まだ納得がいかない表情で真澄が問い掛けたが、雄一郎は如何にも不機嫌そうに黙り込んだ。その父の代わりに、浩一が控え目に説明を加える。
「それが……、発表は来月らしいんだけど、清人が冬青文学賞の新人賞を受賞する事になったんだ。それで卒業前に文壇デビューするそうだよ」
「は?」
いきなり予想外の事を言われ、真澄は思わず思考が停止した。思わず浩一が冗談を言っているのかとまで思った真澄だが、静まり返った室内の気まずい空気に、それが事実であると悟る。それと同時に、新たな疑問が湧き出て来た。
「何? そんな話、私初耳なんだけど……、じゃあ作家になるつもり?」
「つもり、じゃなくてなるんだよ。……昨日まではそんな事、一言も言って無かったのに。もう本当に勘弁してくれ」
額を押さえて深々と溜息を吐いた浩一から視線を移し、呆然と立ち尽くしている真澄を見上げた雄一郎は、淡々と確認を入れた。
「お前も、寝耳に水だったらしいな」
「いえ……、あの、でも……」
何と言ったら良いのか分からず、おろおろとその場の人間を交互に眺めた真澄だったが、雄一郎はもう話は終わったとばかりに浩一に向き直って声をかけた。
「……まあいい、どのみち不愉快な事には変わらん。浩一、もう部屋に戻って良いぞ。ついでに手の空いている者に、ここに酒を持ってくるように言ってくれ」
「はい、分かりました」
「……私も失礼します」
浩一が腰を上げたのを見て、真澄も神妙に頭を下げてこの場から去ろうとしたが、そんな二人の背中に雄一郎が声をかけた。
「真澄、浩一」
「はい」
「何か?」
反射的に振り返った二人に、雄一郎が怒りを内包した静かな声で告げる。
「友人は選んだ方が良いな」
「…………っ!!」
「姉さん! 失礼します」
流石に声を荒げかけた真澄を、浩一が小声で鋭く引き止め、半ば引き摺る様にその場を後にした。そして何とか怒りを押さえこんだ真澄が、横を歩く浩一に再度確認を入れる。
「浩一、本当なのね?」
それを受けて、浩一はげんなりしながら答えた。
「……ああ。珍しく今日は休んでたから、講義の合間に体調でも悪いのかと思って電話してみたら、いきなりそんな事を言われて心臓が止まりそうになったよ。次の瞬間、胃が痛くなったし」
「災難だったわね」
父と祖父に八つ当たり気味に相当絞られた筈の弟を、真澄は心の底から気の毒に思った。すると浩一が些か愚痴っぽく続ける。
「これまでの付き合いで、清人が時々突拍子の無い事をする奴だとは分かっていたつもりだったけど……、流石に今回はショックだな。あっさり決めた訳が無いのに、俺に何一つ話してくれないなんて」
「浩一……」
「いや、俺に相談したって大して力になれない事位分かってるよ? だけど、悩みを口にしたり愚痴を零したりするだけでも、気持ちが楽になるって事はあるだろう? 俺がそんなに頼りなく見えるのか、それとも親友って言ってても、そんな風に思ってたのは俺だけなのかなと思って……」
「そんな事は無いわよ?」
密かに落ち込んでいたらしい浩一を気遣って、真澄が思わず慰めの言葉をかけると、浩一は気を取り直した様に幾分明るく言ってのけた。
「……ああ、そう思う事にする。姉さんも知らなかったみたいだし。これで予め姉さんが知ってたら、ショックで寝込む所だった」
「情けない事言ってるんじゃないわよ」
苦笑いした浩一の背中を、活を入れる様に真澄が軽く叩いてやると、浩一がすっきりとした表情で宣言する。
「よし、明日大学で顔を合わせたら、『水臭いぞ』って出会い頭に一発お見舞いしてやる!」
「じゃあ体調を万全にする為に、さっさと寝ないとね」
「そうするよ」
そうして母屋まで戻った二人は笑って階段の下で別れ、真澄は応接間に置きっ放しだった鞄を取りつつ、離れに酒を持って行って欲しい旨を母達に伝え、一人で夕食を食べてから自室に引き上げた。
そして先程は浩一に笑顔を見せていたものの、一人になってから腹立たしさとやるせなさがじわじわと込み上げてくる。
(一体どうして内定を蹴ったりするのよ……。それなら最初から、受けなければ良かったじゃない。どうしてわざわざお父様達を怒らせる様な真似をするわけ!?)
真っすぐ寝室まで進み、適当に鞄を放り出して着替えもしないでベッドに転がっていると、鞄の中から携帯が着信を知らせてきた。一瞬無視しようかと思ったが、真澄がのろのろと体を起こし鞄に歩み寄って携帯を取り出すと、ディスプレイに表示された名前を見て慌てて通話ボタンを押す。
「もしもし、真澄さん? 今大丈夫ですか?」
「ええ、大丈夫よ。それにしても、思い切った選択ね」
「……もう話は聞いてるんですね?」
殆ど確認の問い掛けに、真澄は色々と言いたい事は有ったものの、何とか余計な言葉を飲み込んだ。
「ええ。色々言いたい事はあるけど、これまで色々言われた後だろうから言わないでおくわ」
「ありがとうございます」
「でも一度は直に、本人の口から聞きたいんだけど。柏木産業には本当に入らないのね?」
ズバリと本題を口にした真澄に、清人は電話越しに神妙な口調で謝った。
「……ええ、すみません」
「あなたの人生でしょう? 私に頭を下げる必要は無いわよ」
「そうですね……」
どうしても怒りを抑えきれなかった真澄は素っ気なく言ってしまってから、次に懸念を述べた。
「だけど本当に文筆業でやっていくつもり? 大成するのはほんの一握りの人よ?」
「その一握りになってみせます」
変に気負うことなく淡々と言ってのけた清人に、(清人君だったらできるかもね)と何となく納得してしまったもののそれをそのまま口にはせず、真澄は苦笑交じりに告げた。
「……相変わらず自信家ね。だけど将来の成功より、取り敢えず明日は自分の顔の心配をした方が良いわよ? 浩一が一発殴る気満々だから」
それを聞いた清人も、小さく笑って返す。
「忠告ありがとうございます。確かに浩一に悪い事をしたので、軽く一発だけ殴らせるようにします」
「気を付けてね。それじゃあ話はもう良い?」
「あの、真澄さん」
「何?」
話を終わらせようとした真澄を引き留めた清人だったが、少しの間躊躇するように沈黙が続いた。そして若干口ごもりながら問いを発する。
「その……、会長と社長は……」
それを聞いた真澄は激怒していた二人の姿を思い浮かべたが、清人に正直に伝えてもしょうがないと判断し、軽い口調で述べた。
「あの人達が頑固で機嫌が悪いのはいつもの事よ。気にする事は無いわ」
当然清人も二人がどんな状態だったのかをそれで察した筈だが、余計な事は口にせず会話を終わらせた。
「そうですね……。それでは失礼します」
「ええ、おやすみなさい」
そうして通話を終わらせた真澄だったが、携帯を見下ろしながら実際に口に出来なかった恨み事を呟いた。
「怒らせるのが分かってて、どうしてそんな事するのよ? 本当に馬鹿なんだから……」
それから約三カ月後。
休日に本屋に立ち寄った真澄は、その一角に平積みされた本を見つけた。
「あれは……、清香ちゃんが言っていた……」
そう呟いた途端、口を引き結んで親の仇でも見るような目つきでその本を睨みつけた真澄だったが、そのまま五分程経過してから一番上の本を手に取り、真っすぐレジへと向かった。
「……馬鹿」
バッグにその本を入れて再び目的地へと向かって歩き出した真澄だったが、歩きながら思わずそんな言葉を呟いた。
しかしその言葉が、清人の受賞を決めた出版社関係者に対する物なのか、あっさり作家デビューを決めてしまった清人に対する物なのか、はたまた未だにその選択を密かに怒っているのに本を購入してしまった自分に対する物なのかは、真澄自身にも分からなかった。
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