あの日の私と今の僕

星田 レイ

第1話 あの日の記憶

(あの日、俺は。。。何をしていたんだ。。)

俺は大切なことを忘れている。

1つの欠けていて、思い出せない。


「てか、今何時だよ。」

俺はベッドを探り携帯を取り出した。

眠そうに電源をつけた。

「まだこんな時間かよ。おやすみー。」


「あれ?俺、さっき寝たよな」

「ここどこだ。」


すると真っ白な1面から気がつけばどこかの祭りにいた。しかも、誰かに手を握られていた。


「ゆうた、くん、バイバイ、、、」


俺はその一言で慌てて目を覚ました。

「一体なにが?なぜ俺の名前を。」

ゆっくりと俺は携帯をとって電源をつけた。

「や、やべぇーーーーーー!!!!」

「と、とりあえず着替えねぇーと!」

「ちょっと、ゆーた、あんた遅刻よー!」

「わかってるよー!」


俺は慌てて家を出た。といってもここから、学校は近い。走って15分くらいだ。


「おーーー、ゆうたー。」

と、前から手を振りながらよんできた。

「おはよー、たくむ」

「どーしたんだ、そんな急いで。」

正直、こいつバカか思いつつ冷静に笑顔で伝えた 。

「たくむ、遅刻だぞ。。」

すると、たくむは。。顔の色が一気に真っ青になった。ゆうた!はしるぞーー!

(いや気づくのおせーよ。てかバカだろ。)

と思ったが内に秘めておこう。

「お、おう!」


キーンコーンカーンコーン


「やっとついた。。。ギリギリセーフ。」

ったく、たくむのやつあの天然にはがっかりするぜ。結構しんどいし。。

とりあえず、休憩だ。

「よっしゃー、席につけー!」

(もー来たのかよ先生もこりねぇーな。)


キーンコーンカーンコーン。。。

「しゃー、今日も1日がんばれよー。」

俺は、心底ため息をついた。

「やべぇー、全然やるきでねぇーよ。」

俺は、顔を机に伏せていると。。

「ゆうたー。どーしたんだ、元気ないなー。」

「お前のせーだよ。お前があんな所から猛ダッシュするから。」

「体力の限界だ。」

「それは悪かった!ガハハハハ!」

(いや、笑い事じゃねぇーよ。)

そんな事を言う気力もなかった。

「はぁーーー。」

(1日たえるぞーー。。泣)


キーンコーンカーンコーン。。。。

「やっと!おわったーーーー!」

「ゆうた、帰ろーぜ。」

と、たくむが大きい声でよんできた。

「お、おう。待ってくれー。」

俺は、たくむを追って廊下を走った。

「わりぃーな。」

「おうよ!」

俺は疑問に思った。。

「たくむ、部活は?」

たくむが無言になる。

「たくむ?」

と見るとたくむは本気でやばそうな顔してこっちを見た。

「ゆうた悪い。完全に忘れてた。」

と、方向を変えてダッシュした。

「悪いゆうた!また何か奢るから!」

(ったく。野球部なのに部活は忘れるか?)

「おーー!がんばれよー!」

と、俺は靴箱に向かい校門をでた。

俺は家にゆっくりと帰っている。

何かが気になった。あの夢のことだ。

なぜ、俺の名前を知っていたのか手を握っていたのかを考えた。

(結局、あの夢はなんだったんだろーな。)

と思いながら並木道を通っていると。

あの夢の感覚がふと感じた。

(なんだこれは。)

俺はとっさに後ろを見た。

でも何もなかった。

不思議に思いつつ。家に帰る。

「ただいまーーー。」

すると。何かの揺れの音が聞こえた。

(じ、地震か!?)

「おっかえりーー。お兄ちゃん!」

「なんだ、つむぎか。」

こいつは。俺の妹、小池つむぎ。良い子って言えば良い子だ。ただ元気すぎるだけだ。

「お兄ちゃん疲れたから。自分の部屋いくわー。」

「あ、お兄ちゃん。洗濯物だけよろしくー。」

「はーーい。」

俺は二階へ上がり、自分の部屋に入った。

俺は倒れ込むように、ベッドに横たわる。

「まじで、疲れたーーー。」

と、いつまにか。俺は寝ていた。

「あれ、ここはどこだ。」

辺りを見渡すと前の夢と同じかあの祭りだ。

「なんだこれは。」

(でも、今日は手を繋がれていない。)

すると、後ろからゆうたくーん!

複数人の男女が俺のところに来た。

その時、俺はこの状況を理解できなかった。

(なんだこれは。何が関係しているんだ。)

と、店を周ろうとした時に目が覚めた。

「んー。」

と目を開けるとつむぎが俺の事を起こしてくれた。

「お兄ちゃんご飯だから。着替えて。した降りて」

「まってるからーー!」

とつむぎは下に降りていった。

俺は、やっぱりあの夢の事について疑問が多いあの祭り、複数人の男女。俺は記憶を忘れないために、ノートにかきのこした。

「よし!」

と、ノートに記入した。

「お兄ちゃんーはやくー。」

「はーーい、すぐ行くー。」

(とりあえず、あの夢と祭りの理解をしなければ。)

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