第23話 輪廻
自分が突然の事故か何かに巻き込まれて、亡くなったとして。
突然のことに、残された者は哀しむのだろうが、自身が死んだ瞬間、前世の記憶を全て無くし、どこかで産声を上げ、別の人生を既に送っていたらどうなのだろうー
自分を思い、忘れられない傷跡を残された者がいるという事実は残る。
そしてなんだかんだと無理矢理理由をつけ心に平手を打ちながら空虚な時間を過ごす人達がいるとしたら-
-と、いう妄想を思い浮かべている気だるい微睡の午後。
もし事実だとするならば、今の自分は何度目の人生を巡っているのだろうか。
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