第15話 対立

よく直属の上司や先輩との反りが合わなくて‥という話はよく聞くが、同期との関係が拗れて‥という話はあまり聞かない。

−もちろん無いとは思わないが。


特に入ったばかりの時は、暗黙の了解で新人同士が固まる傾向がある。


まあ、慣れない場での緊張から来る不安の現れだろう。


入社した会社では、昼休憩を取るときや、仕事終わりの集まり、酷い時は学生の頃に良く見る「連れション」も時と場合によっては発生していた。


私も最初の1週間は、馬鹿らしいと思いながらも早い段階で、特に同期と仲が悪くなるのはいけないと思い、付き合っていた。


だが、元々静かなところを好むことと、集団行動が苦手な部分があり早々に離脱してしまったのだ。


−まあ、そうなると言わずもがな。

どうなるかは想像しやすいと思う。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る