第14話 荒波へようこそ

昔からデザイナーに夢を持ち新卒入社した会社で、何とか夢を叶える事ができた。

それなりに大きい会社で働いている人数も多かった。


私も早く仕事に慣れて、いつか立派なデザイナーになってやろうと期待とやる気に満ち溢れていた。


その気持ちの強さは4人の同期も同じだったようだった。

思い返すと、あの時から私と他の同期との間に僅かな亀裂が入り始めたのだと思う。


私にとって同期という存在は、共に切磋琢磨し合える良きライバルになるはずだった。

−しかし私の場合は違ったのだ。

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