第16話 二回目の夕食

食材を買って、隼人の家に戻ってきた。


「ただいま。」

「お邪魔します。」

「荷物は、キッチンに置いとくね。」

「うん。」

「僕はお風呂の準備して待ってるから、もし何か手伝えることがあったら言って。

「じゃあまたご飯の準備だけお願いしようかな?」

「了解。準備しておくよ。」


僕は、先にお風呂場の清掃し湯舟を張る準備をした。

その後、お米を炊く準備をしリビングのテーブルを拭くところまで終わらしソファーでゆっくりしていた。

キッチンからカレーの良い匂いがしてきたので、キッチンに向かう。


「とても良い匂いだね。お腹すいて来っちゃった。」

「高木さん。もうすぐできますよ!」

「リビングで待ってるね」


「おまたせ!はい。どうぞ!」

「おぉー!いただきます。うまい。やっぱり白崎さんの料理はうまいよ。」

「ありがとう!そんなにおいしく食べてもらえてうれしいよ。」


そんなこんなで、夕飯を一緒に食べて、食休みをしていた時だった。


「コーヒー飲むけど、カフェ・オレ作る?」

「じゃあ、お願いしようかな?」

「どうぞ。」

「おいしいですね。ミルクがちょうどいいです。」

「そう?そかった。コーヒーぐらいはさすがに入れられないとね…料理はだめだけど…」


自分のことを皮肉った言い方をしたら、白崎さんがふふっと笑っている。

やっぱり可愛いなぁ…。

コーヒーを一口飲み、テーブルにカップを置こうとしたときに…


「そんなこと言わないでください。料理は練習すれば上手になりますし、それに料理ができなくてもいいと思います。高木さんは、優しいですし私のことを助けてくれるかっこいい方ですから。」


白崎さんがそんなこと言い、驚いた僕はテーブルに置こうとしたカップを滑らせてしまい白崎さんの服にコーヒーがかかってしまったのだ。

白崎さんの白いスカートと上着にコーヒーのシミができてしまった。


「ごっ、ごめん。やけどしてない?」

「やけどはしてませんが…。服が汚れてしまいました。」

「ごめん。白い服なのに…。」

「高木さん。申し訳ないのですが、お風呂をお借りしてもいいですか?お風呂で汚れを落としてる間に、服を洗濯させてもらえると助かります。」

「それは構わないけど…。」

「ありがとうございます!」


着替えの服がないかぁ…


「じゃあ、替えの服は僕のTシャツ用意しておくから申し訳ないけどそれを着て?」

「わかりました。では、お風呂お借りしますね?」



僕は白崎さんがお風呂に入っている間に、Tシャツを用意し置いておく。

「白崎さん。替えの服とタオル置いとくから適当に使ってね?」

「ありがとうございます!」



同い年の女の子がお風呂に入ってるとか、変な想像しかできないよね?

僕の理性は持つのだろうか…

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