悪魔との契約31

私『恋焦がれし、かの令嬢が天に召されてしまった。この嘆きたるや、いかばかりか!!』


悪魔『ほほう』


私『かの娘との再会こそ、我が願いである! 悪魔よ、この願いを叶えたまえ!』


悪魔『よかろう』


 まるで手品のように、悪魔は空中から大きな鎌を取り出した。

 不気味に笑ったかと思うと、私めがけて、矢庭に鎌を振り下ろした。


 彼女との再会は、あの世で果たされるであろうがーーーさて、現世には戻れるのだろうか?

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