天使に願いを02

私『おお! 天使よ! 願いを聞き届けてくれ!!』


天使『望みを教えてくださいまし』


私『私は欲深いのだ! ひとつきりの願いでは足りぬ! 願いを100個にしてくれ!』


天使『承りました』


私『い、いいのか!? さすがは天使!』


 私は思いつく願いを、手当たり次第に天使に伝えた。

 天使は朗らかな笑みをたたえ、根気よく聴いてくれた。


天使『願いが多いので、叶えるのに、少し時間をいただきます』


私『どれくらいだ!』


天使『100年です』


 長生きするために、私の生活が規則正しくなったのは、言うまでもあるまい。

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