第0話~舞台と組織について~
【舞台について】
キャンペーンの舞台は
データとしては通常ステージとなる。
潮風薫る桜の名所。観光を主な産業としており、海外からの観光客も絶えない。
特に春と夏は、桜と海を求めて人が押し寄せる時期だ。
時期は春。桜も見頃な4月中旬。
例年通りに桜は開花し、これまた例年通り観光客も押し寄せている。
「Xross×heliX」は、そんな一見綺麗な日常の裏で繰り広げられる物語となる。
【組織について】
UGN凪咲市支部
5年前に凪咲市に設置された支部。初代支部長は
彼の類稀なる才能と、"護る意思"の強さを見込まれ抜擢される。
しかし設置直後にFHセル「ヴェーラ」との抗争へ発展。
支部長として活躍を見込まれていた鷲介はこの抗争で両眼を失明し、能力の殆どを失う。
彼の支部長としての任期はわずか半年ほど。
その後、彼たっての希望でPC3が支部長へ就任している。
主要なエージェントとしてはPC1や現支部長のPC3、
凪咲市自体が観光地ということもあり、人員は多めに配置されている。
しかし、FHセル「ヴェーラ」との衝突リスクも相まって、お世辞にも人手が足りているとは言い難い。
FHセル「ヴェーラ」
「護るべきものを護る」という観点においてはUGN、ひいてはかつての護人会に通ずるものがある。
創設者であり初代セルリーダーであった桧山廉治の意向で、いくつかの掟が定められている。
以下、掟の全文となる。
一つ。このセルは「自らの手で、自らの護りたいもの、護るべきものを護り通す」ことを至上目標とする。それこそがこのセルの信念であり、欲望だ。
一つ。リーダー及びメンバーは、各々の信念を阻害することがあってはならない。
一つ。信念を貫くためならば如何なるものであろうと利用し、時に協力せよ。そこに敵や味方、組織などといった区別は存在しない。
一つ。メンバーは自らの信念とこのセルの信念に食い違いが生じた場合、必ずその旨をリーダーに申し出ること。
一つ。リーダーは信念の食い違いによる申し出を受けた場合、これを拒否してはならない。去るというのならば潔く送り出すこと。
一つ。各々は、己が「人」であることを絶対に捨ててはならない。「人」の意思なくして、「信念」は生まれず、保たれることもない。
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