2-4 ダンジョン挑戦2

ダンジョンの2階に着くと、

あまり一階層とは変わらない感じだった。


ただ、出てくるモンスターはウサギではなくウルフになっていた。


これにも角があるから角ウルフとかって言う名前かな?


角ウルフ lv10


やっぱり、あってた。


「テルネ、角ウルフだって」


「ありがとう、

でも…なんでもないわ。ありがとう。」


でもなんだろう?

まぁいっか。 


どんどん倒していくと、もうボス部屋の前まで来た。


「もう、ボス部屋だよ。

順調だったね」


「そうね。いつも通りに倒していきましょう。」


「テルネ、

ギャンブルスキルがレベルアップしたからボスで試したいんだけど良いかな?」


「良いけど、魔法の用意も念のためしておくわよ」


「うん、よろしく」


ボスは案の定、大きい角フルフだった。


ジャイアント角フルフ lv22


22か、

2~5回層のボスは

lv20からlv30の間でランダムってテルネが言ってた。


さっそく、

さっきレベルアップしたギャンブルを使おう。


レベルアップで変わった事は


ダブルアップが二回できるようになった事だけだった。


それでも成功すれば最大でダメージ4倍、攻撃回数も4回になるから凄いとは思う。


よし、行くぞ!

'ギャンブル' ダブルアップ×2

成功!


一回だけじゃ倒せないか


もう一回


やったー! 倒せた。


「おめでとう、ユウト。

ボス撃破成功ね。」 


二階層をクリアした僕たちだったがもう遅くなってしまったのでダンジョンから引き上げてギルドに向かっている。


「ユリネ、そういえば。チュトリアダンジョンってドロップないの?」


「あるわよ。 

ちゃんと共通収納に入っているでしょ。

でも、一階層はないわね。

理由は知らないわ。」


そんな話をしながら歩いていると

ギルドに到着した。

「ダンジョンのドロップ品を売りに来ました。」


「はい、こちらにお出しください

少し査定に時間がかかりますのでお待ち下さい。」


「あと、このスキルの書についても話があるのですが大丈夫でしょうか?」


「はい、専用の者を呼んでまいります」


そして、来たのはギルド長だった。


「裕翔君、久しぶりだね。

スキルの書についてだよね。

個室で話そうか」


「ユウト、行ってきて。私はドロップ品のお金を受け取っておくから。」


「わかった」


そして、ギルドの二階にある個室に


「さっそくだけど、そのスキルの書がどうしたのかな?」


「このスキルの書のスキル名が分かります。そしてその名前はギャンブルです」


「それは本当なの! 

どうしてそんなことが分かったの?」


「たまたま、読めました。ちなみにもうスキルは取得済みです。 

こんな感じです。'ギャンブル'」


「本当にこれはギャンブルのスキル書なのね。

ギャンブルスキルは回復するスキルとして地位のある人にしか知らされていないスキルだったけど…」


「けど?」


「あのラッキーラビットからのドロップからも覚えられるスキルだったなんて

これは国に報告してもいいかしら?

もちろん、あなた達の名前も添えるわ」


「もちろん、報告してもいいですが僕の名前は言わなくて良いです、テルネの名前についてはテルネに聞いてください」


「本当にいいの?

でも報酬とかは全部貰ってもらうからね。」


後から聞いたら

テルネも名前を言わなくて良いと言ったらしい。

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