マスク

健さん

第1話

輝男が、目を覚ましていつもの通り会社に出勤する。(なんだか、今日はいつもと、雰囲気がちがうなあ。)車から見てると、みんな歩いている人達は、マスクをしている。風邪でも流行っているのか。やがて、会社に着くが、行きかう人達は、皆マスク着用である。なぜだろう?皆、馬鹿の一つ覚えのようにマスクをしている。そして、いつもの守衛さんに挨拶をする。「おはようございます!」すると、守衛さんは、顔色を変えて「マスクしてないと、会社には、入れませんよ。マスクしてください。」」え!?マスクなんて持ってきてないんだけど。マスクないですか?」「ありません。」結局この日は、出勤できず、帰ることに。コンビニでも行ってコーヒーでも買って飲むか。すると、警備員?が立っていて、「お客さんマスク着用でないと、入店できません。」ほんまかいな。よし、こうなったら、大型薬局店に行ってマスク買ってくるか。どうやら、マスクなしでも入店できそうだ。しかし、マスク売り場の棚は、カラで、何もない。すると、店員が、「しばらくは、マスクは品薄のため入ってきません。」「しばらくって、どのくらい?」「6ヶ月先になります。」「え!!6ヶ月?だめだこりゃ。」俺は、店を出た。暇だから、パチンコ屋でも行くか。(マスクなしでも、入店できるかな?)パチンコ屋に着いたが、何やら、活気がないなあ。あれ?何か、書いてあるぞ。(ウイルス感染予防のためしばらく閉店します。)ウイルス?何のこっちゃ?しかし、街中みても、人がいないなあ。閑散としてるがな。気晴らしに江の島でも、行くか。江の島も人がいないじゃん。しかも、駐車場入れないように封鎖してるし。路駐でいいや。俺は、参道を歩いた。人がいない?ここは、無人島か?すると、警察官2人がこちらに向かって歩いてくる。「すいません、ちょっといいですか?今日は何しに来たのですか?」「何しにって、遊びに来ました。」「自粛規制のの知らないのですか?」「知りません~。」「ならば、あなたを、逮捕します。」「え~!何で逮捕されなければいけないのですか?」警官は、手錠取り出して、言った。「先日法律になった、”自粛規制違反”と、マスク不着用です。」俺は、パトカーに乗せられて藤沢東警察署の留置所に入れられた。しばらくして、警官が、来て、「ほら、弁当だ。今夜のメシだ。」「食いたくないから、要りません。それより、無性に眠いから寝かせてください。」そして、”いつものように”目が、覚めた。俺の部屋だ。な~んだ、夢だったんだ。あ~~^よかった!!今日も仕事頑張るぞ!

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マスク 健さん @87s321n

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