ユメウツツ。

ゆきみかん

第1話

夢とは、私たちの心を癒すものである。


夢とは、私たちを恐怖へ貶めるものである。



あなたが見るのは、どちらの夢?

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私は寝ることが好きだ。


三度の飯より、寝ることの方が好き。


それくらい、寝ることに拘っていた。


寝ている時は、幸せで、私はついつい目覚めたくなくなってしまう。


本当はそれではダメなんだってわかってる。


けれど、眠ることをやめられない。


友人と遊ぶくらいなら寝ている。


そんなある日、夢を見た。


少女がこちらに向かって手を振っている夢。


私は手を振り返した。


すると少女は笑って、今度は手招きをした。


私は少女のいる方へと足を進めようと1歩を踏み出した…


ここで目が覚めた。


さぁ、今日も一日がんばるぞ。


この時の私は夢の内容など気にもとめなかった。


昼になり、ご飯を食べたあとだと眠たくなってしまうが寝る訳にはいかない。頑張らないと。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


やっと夜だ。私は布団に入る。


いつもの事ながら1分かからずに眠れた。


すると、今日も夢を見た。昨日と同じだ。


違うことがあるとすれば、少女に1歩ほど近づいたことくらいだろうか。


少女は手を振ってきた。私も振り返す。


すると少女は手招きをする。昨日と同じだ。


私が1歩踏み出そうとする。


すると目が覚めた。


何なのだろう…。


私は不思議に思ったが、考えても答えが出る訳では無いので気にしないことにした。


さぁ、今日も頑張るぞ。


to be continued.

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