第4話
「えいでし!」
「うぁああああああああああ!!」
おぉ、何故キサラの目潰しが効いてる?
「フッ、口程にもないでし!」
「にゃいでし!」
腰に手を当ててドヤ顔をする2人
「あれ、なんで効くの?」
コソコソとビル君に聞いてみた
いやだって、気になるじゃん?
「あー、魔力を指に纏わせたんだろ
霊体からは、触れられなくても俺達は違うって事。」
「え、それならフルボッコも出来るんだね」
「出来るよー!
魔力でこーんな感じにロープを作ると、こーんな感じに吊し上げも可能!」
魔力でロープを作り縛り上げるサタン君
「あ、でもね、純粋な魔力しか駄目だから
出来る人は中々いないのー」
まぁ、普通は自分の属性の魔力はまじるし
まず、純粋な魔力でロープとか作れる人は少ないよな、うんうん
何かやってみたんだけど、ねりあめみたいな感じだね
「ねこしゃんっ!」
猫耳と尻尾をつければ紅が大興奮
「何作って欲しい?」
「えーちょ!えーちょね!
にーに!」
流石に等身大は邪魔だからミニサイズがいいかな、うん
「あ!にーにー!ちいしゃいにーに!」
どうやら大満足のご様子
「ほれ、ビル君たちもいるぞー?」
凄い喜ばれるもんだから
調子に乗ってシルバニ○ファミリーみたいになってるわ
「それで、コイツどうするの?
というか、何か囲まれてるし」
何か半透明のゾンビみたいな奴が
うようよ居るんだけど
「まずは、ブーメランを作って投げるでし!」
キサラが投げると半分ぐらい居なくなったけど
それでもめっちゃ居るけど…
「んー、これ魔法陣壊さなきゃキリがないなぁ」
「どこにあんの?」
周りはソンビみたいな奴しか見えないけど
え?ルキさん?気絶してるけど?
「あー、あった!丁度千の真下」
どうやらずっとマオが静かだったのは探していたからみたい
床を壊して下に降りれば
何か禍々しいオーラがすげぇ垂れ流しなんだけど!
黒い絵の具みたいなねりあめみたいな物がまとわりつく
「離れろやぁっ!!!」
気持ち悪くて叫べば俺の近くを避けてウネウネ動く
此奴の正体何
「取り敢えず、聖なる光!」
うわぁ、何かジュワジュワとけてる
瓦礫を消してキョロキョロ周りを見渡すと、壁に魔法陣が血で書かれていた
「血とか、不気味や
んー、こういう時は
スーパー洗剤ぶっかけてー
ブラシでひたすら擦るのみ!!」
ガシガシ
ガシガシ
ガシガシ
ガシガシガシガシ
ひたすら擦れば真っ白な壁紙になったおっお
「これでいいのかな」
ジャンプして登ってみれば
何か半透明のソンビ消えてないし何か半狂乱じゃない!?
「あ、あれ?」
一人首を傾げていれば
「千!まさか物理的に消したのか!?」
ソンビみたいな奴倒しながら叫ぶビル君
え?、そういう消すじゃないの?
「え?違ったの?」
「千のばかぁあああああ!!
それ一番アカン奴!!」
マオに至ってはゾンビに八つ当たりしてた
なら、検索するか
携帯をピコピコ
えーと、魔法陣の消し方っと
魔法陣を消す場合
一番してはいけない事は物理的に無理矢理消すことです。
そうすると、魔法陣がイカレてしまい
消すのが困難になります。
正しい魔法陣の消し方は
まず、魔法陣に自分の魔力を纏わせます。
そこから魔法陣を解析しパズルを解くように
鍵を一つずつ開けていきます
そうしなければ、魔法陣を消す事が出来ません。
大事なことなので二回言います
決して、物理的に消さないで下さい
あれ、俺がしたのアカン奴
二回も書かれてるけど?え?
えーと、
物理的に消した場合の対処法、っと
あ、出た
もしも、物理的に消してしまった場合
一回死んできましょう。
あ、バカは死んでも治りませんか
二回も書いたのに、やってしまったバカの為に説明します
これをするには、時魔法が必要です
取り敢えず、消してしまった魔法陣の時を戻し元の状態にして下さい
それから、先ほど説明をした通りにすれば大丈夫です。
時魔法がない馬鹿は、、、、
野垂れ死んで下さい
何か、馬鹿連呼されてるぜ
ま、取り敢えず戻せばいいんだよな!
下に戻り、魔法陣を消した事をなかった事にした
「うしっ!これで魔力を纏わせて
ん?何か質問出てきた
えーと、貴方は、猫派ですか、犬派ですか?」
んー、どっちも好きなんだがな
セン「どっちも好きですっと
あ?どっちも好きと言った貴方の未来は
槍が落ちゾンビが全滅するでしょう…?え?」
読み終わると同時に上から何かが落ちる音がする
上に戻ろうとすると
ドスッ
「え?槍?」
槍がふってきました!!
何事?え?本当に何事?
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