詩です。誰かを想うっていう。

ぽふ、

「淡い想い、で」

ちょっとツラそうな顔を見た。


どの辺りの何が。


そんな顔をさせたのか?


分からないなと思った。


もう忘れた。



ちょっと大変そうだなと思った。


何かの時に、あとで。


労ってあげたいな。


と思ったけれど。


忘れてた。



視線を、時折、交わしたり。


すれ違ったりしていたことも。


もう忘れてる。



ぼくの視線。


ぼくの見た記憶には。


きみが映っているけれど。


それと同じくらいより多く。


いろんな人や他の何かも映ってて。


時折、思い浮かんで考える材料になったりする。



君の、ちょっとツラそうな顔を見た。僕は。


淡い想いが、心に満ちた。

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