心の琴線に触れる曲たちのStorage

15曲目『かげろう』（平成25年 2013）16曲目『幸福な朝食 退屈な夕食』（平成９年 1997）17曲目『ハローグッバイ』（平成21年 2009）斉藤和義

　満を持して、私が大好きな斉藤和義の曲を３曲（も）紹介します。

　和義君（私は、いつもそう呼んでいるので、以下、この表記で）との出会いは、１４、５年前に、職場の同僚があの『歌うたいのバラッド』をカラオケで常々、歌っていて、（いい曲だなあ）となり、その（独身の）同僚は、時々、自炊以上の腕前で酒の肴を振舞ってくれるのですが、ある日、美味しい地酒と肴をいただきながらアップルの大型ディスプレイで和義君の初の弾き語りライブ「弾き語り 十二月 in武道館 〜青春ブルース完結編〜」を観せてくれて、（ああ、これだ！）となり、ライブには行ったことがない、というその同僚を誘って、新潟市にある小さなライブハウスのチケットを取って観に行ったら完全に打ちのめされ、それ以来、音源、DVD、そして、ライブと、ずっと追い掛けています。

　その頃から、『歌うたいのバラッド』がメディアで頻繁に流れるようになって、「ミュージシャンが好きなミュージシャン」というキャッチコピー（要するに、あんまり売れてないけど、他のミュージシャンに惚れられるくらいのいいソングライターとミュージシャンなんだ、ということ）が頻繁に出されるようになりました。当の本人は、あの通り、飄々としてどこ吹く風、みたいな感じでしたが、だいぶ前のヒット曲『歩いて帰ろう』（「ポンキッキーズ」ＯＰとのタイアップ）から、久しぶりのタイアップヒット曲『やさしくなりたい』（「家政婦のミタ」とのタイアップ）で世に知れ渡ることになりました。

　しかし、和義君のすごいなあ、と思うところは、ヒット曲にあらず（『歌うたい…』も含めて、私はヒット曲はカラオケで唄いません）、秀逸な佳作がものすごく多いところであります。

　和義君を知ってからというもの、当然のことながら過去作をなぞっていくわけですが、もう、ほんとに心をつかまれる曲ばかりで驚きました。

　ライブも圧巻です。

　良質な佳作が多いので、毎回、ライブに行っても、セットリスト的に飽きることがありません

　あともうひとつ、「強烈なエロさ」です（笑）

　ＭＣはもちろんのこと、歌詞、歌っている姿、ギターや電子ピアノを弾いている姿がエロいのです。

　ライブに行く女性は、大抵、初回でノックアウトされます（笑）

　ある女性はこう言いました。「斉藤和義って卑怯だよね」

　わかる気がします（笑）放っておいてくれと彼の姿は語っているのに、ちっともこちらを離してくれないのです。

　さて、曲の方ですが、『かげろう』（アルバム「斉藤」に収録）を紹介します。

　長澤まさみ主演の映画「潔く柔く」の主題歌です。

　私は映画を観ていませんが、映画のTrailerと合わせて聴いていると、くぅぅ～になります。

　私ごときがカラオケで歌っただけで、妹は泣いていました（笑）

♪『かげろう』斉藤和義（映画「潔く柔く」のシーン入りです）

　作詞・作曲：斉藤和義

https://www.youtube.com/watch?v=OBJWzKSIIfw

　２曲目は、『幸福な朝食 退屈な夕食』（アルバム「ジレンマ」に収録）です。

　伊坂幸太郎原作、堺雅人主演の映画「ゴールデンスランバー」のエンディング曲です。

　伊坂幸太郎が、会社勤めをしながら小説を書いていた際、通勤中にこの曲を聴いて退職を決意した、という有名な逸話があります。

　私は、けっして今の仕事をやめようとは思いませんが（笑）、これは、もう、好き嫌いがはっきりする曲だと思います。『歌うたいのバラッド』素敵！なんて言っている女子は、早送りをすると思います（笑）が、私は外せない曲です。

　和義君以外のツアーメンバーは、何回かツアーをすると変わるのですが、此処に挙げた動画のバンドメンバーは、その中でも、一番、私が好きなメンバーです。

　ギターの辻村豪文（つじむらたけふみ）（キセルのメンバー）とのギターコラボ、今や、いろいろなアーティストから引っ張りだこのドラマー玉田豊夢（たまだとむ）のグルーブを絶妙に醸し出していくストロークがこの曲の聴きどころです。

　すべての答えは、あのシワの中、です。

♪『幸福な朝食 退屈な夕食』斉藤和義（LIVE映像）

　作詞・作曲：斉藤和義

https://www.youtube.com/watch?v=Lhd94XO7K4o

　３曲目は、『ハローグッバイ』（アルバム「月が昇れば」に収録）です。

　この曲は、アルバムツアーのライブ最後の曲を飾るとてもいい曲なのですが、残念ながらカラオケ配信されていません。だから、独りで歌っています。

　この曲で歌われていることは、「THE・橙」であるので、唄っていても身に詰まされて涙が出てきてしまいます。

♪『ハローグッバイ』斉藤和義（「月が昇れば at 日本武道館」より）

　作詞・作曲：斉藤和義

https://www.youtube.com/watch?v=msV9my2FO-I

　さあ、次の曲が、一応、「心の琴線…」トリの曲になります。