63話 姉ちゃん

 こんばんは。学校で掃除中に倉庫を見つけたとき、ふざけて


「入ったら怒られっかなぁ」


 とか言っていたらそのタイミングで先生が来て気まずくなりました、青松です。タイミング良すぎかよマジで、ってなりました。


 今回はお待ちかね(?)、青松姉のお話です!カヤという名前だということにしましょう。青松姉は面白いひとです。そして僕のことを可愛がってくれています。こういってはなんですが、面白いくらいに。今日も


「私の隣の席の子が最近私を下の名前で呼んでるんだけど、私はどっちでもいいんだ。でももし青松がカヤ姉ちゃんって呼んでくれたら可愛いだろうなぁってひとりでニヤニヤしちゃった」


 なんて言っていました。ちなみに僕は普段姉ちゃんのことを姉御アネゴと呼んでいます。


 僕の姉ちゃんは最近鬼滅の刃にハマっているのです。分からない方にはよく分からない話になってしまいますが、よくキャラクターの真似をしています。この前僕が文理選択に迷っているとき、僕の手に五百円玉を置いて、


「これを投げて決めればいいわ。人の心はきっかけさえあれば花開くもの。青松も好きな子でもできれば変わるわ」


 と声真似つきでやってくれました。まあ、弟の進路をコインやダイスで決めさせようとするくらいには変な人です。それで実際にコインを投げた僕も相当ですが。笑


 僕が献血をしようかな、という話をしたときには


「青松、鬼舞辻無惨になるの?鬼舞辻無惨になるの!?」


 とはしゃがれました。


「私の血をふんだんに分けてやろう……ってやるの!?」


 なんて声真似をしながら。


 風変わりな人と暮らすのは退屈しなくて楽しいです。僕の周りには少し変な人が多いようで、退屈知らずでありがたいばかり……。


 という感じで今回のお話は終わりです。

 最近寒いので風邪などお気をつけて。


 それでは。

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