出し物7 漫才 ブリーフ兄弟

「どもー。ブリーフ兄弟でえーす」

「兄のブリーフたけしでえす」

「弟のブリーフきよしでーす」

「どーぞよろしくお願いしまあーす」

「僕ら、ブリーフが好きで子供の時からずーっと白いブリーフを穿いてまあす」

「白いブリーフはいいんだよねー。うんこやおしっこが着いたらすぐ分かるからねー」

「そうだよねえ。長く穿いているとももの付け根のゴムが緩んで、そこから残尿があしつたって膝の方に流れて行くんだよねえ」

「危険察知がタイムリーだよねー」

「一度穿いたらもう死ぬまで離せないよねえ」

「この間もねー、うんこの後にお尻を拭きすぎちゃって血が出ちゃったんだよー」

「ウォシュレット、使えよぉ」

「そしたらブリーフに血が付いちゃって、日の丸見たいになっちゃったんだよー」

「よく言えば、杏仁豆腐とクコの実だよねえ」

「白いブリーフはいいんだよねー」

もも引きとの相性がバッチリなんだよねえ」

「白いもも引きとのねー」

「出で立ちがもう、王子様なんだよねえ」

「キンタ○もっこり、プリケツになるよねー」

「キンプリだよねえ」

「死んでレラガールだよねー」

「死んでるよねえ」

「白いブリーフはいいんだよねー」

「不意の海水浴にいいんだよねえ」

「思いもかけず海に行っちゃう時があるよねー」

「え! 俺、今日、海パン持ってきてねえし、てあるよねえ」

「仕方ねー、ブリーフで泳ぐか、てなるよねー」

「そうすると、いい感じで濡れて、透けて、周囲に衝撃を与えるよねえ」

「股間に牡蠣かきがいるのかと思うよねー」

「海のミルクだよねえ」

「帰りの道中はその話題で持ちきりになるよねー」

「白いブリーフはいいんだよねえ」

「銭湯でもいいんだよねー」

「白いから手拭てぬぐいにまぎれ込ませる事ができるんだよねえ」

「白い手拭いとの相性がバッチリなんだよねー」

「洗い場に持ち込んでも全然、バレないんだよねえ」

「そのまま、お洗濯できちゃうよねー」

「湯上がりにドライヤーで乾かしてねえ」

「綺麗な体に綺麗なブリーフで帰れるよねー」

「白いブリーフはいいよねえ」

「いいよねー」

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