第7話 誹謗3

誹謗は止まらなかった。


風邪をひいてしまった時があった。私はとてもしんどくまだ高い熱があったため、その夜はお風呂に入ることが出来なかった。お医者さんにも言われたしね。



翌日。


昨日、お風呂に入っていないことを知っているお兄ちゃんは、私が歯磨きをしていて後ろから自分の歯ブラシを取る際に「うわ、くっさっ!!」と大声で叫んだ。


いつものように笑みを繕ってその場面は終わった。


その日は、熱が下がって、お風呂に入ることが出来た。



だが、翌日。


「お前、ヤバイ匂いがするぞ!? 臭すぎ!!!」

「昨日、お風呂入ったもん!!」

「マジで近寄んな。死ぬ」


臭いはずなんかあるわけないのに、お兄ちゃんはそれを追加して、「デブ」「ブス」「臭い」と三拍子で私を誹謗した。

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