貴方のぜんぶが大好きだから
貴方はやすありで『悪天候はむしろ、好都合』をお題にして140文字SSを書いてください。
外にも出られないような悪天候が好きになったのは、つい最近のことだ。もっと言うなら、先輩が、雨や雷の大きな音が苦手なのだと知った、その時から。普段は明るくて頼りになる先輩が、この時ばかりは迷子のような不安そうな表情で、私に縋り付いてくる。その瞬間が、私はどうしようもなく好きだ。好きで、堪らないのだ。
こんなことを言ったら、先輩は怒るだろうか。きっと怒るんだろうな。だけど私は、完璧な先輩を好きになった訳じゃないから。少しくらい、弱いところを見せてくれる方が嬉しいのだ。
僕と私の日々を綴って 一澄けい @moca-snowrose
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