RPGには欠かせないミミック。
ダンジョンに迷い込んだ勇者一行を騙し、襲う強敵。
宝箱から覗く笑顔は、人間を騙す生涯をすこぶる楽しんでいるのだと感じていました。
でも、ミミックも大変なんですね……
私はこれまで、ミミックのことを何も考えずに狩っていました。
60体は狩ったと思います。
本作を読み、ミミックとして生きることがいかに辛いか学びました。
今まで仕留めたミミックに菓子折を持って謝罪し、できれば和解したい気分です。
そしてラストは意外な結末に……
ミミックの生態だけで終わらない本作。最後まで楽しく読ませていただきました(^^)