10話 最前線を駆け抜けろ!
ミカエラ達がいる高台からは街の北西部の様々なところが燃えているのが見える。何度も見ているはずの景色なのに吐き気と震えが込み上げ、心臓がバクバクと鳴り、ゆっくりと息が荒くなる。あの時の記憶が恐怖が身体を支配するのが、自分でも分かった。これはあの時と同じ侵略だ。
「……ミカエラ……?大丈夫……?」
ソフィーが顔を覗き込む。ミカエラは一息吸った後、困ったような表情を浮かべかけて、無理やり口角を上げた。表情を見抜かれたら、ソフィーは心配するだろう。
「ミカ。お前は帰ってろ」
「誤魔化そうとしても誤魔化せないよ?怖いんでしょ……?火が」
ミカエラは少し俯いてから、勢いよく首を振ったが、目はソフィーの方を見てはいなかった。
そう、ここで帰れば、嫌なことから逃げられる。
あの時の恐怖が甦らなくて済む。
しかし、そうなると自分だけ戦わないというのは流石に無いのではないか?
一応、少佐という地位にいる就いている以上、責任は任務はきちんと遂行しなければいけない。
ミカエラはもう一度炎に溶ける街を見つめ、それからソフィーとアンドリューを見つめた。2人は銃をしっかり握り、怒りと悔しさと悲しさに溢れた顔で街を見つめている。
『行く。街に行く』
「……何があっても知らねえぞ」
それからアンドリューは一呼吸置いて息をすると「臨時命令だ」と叫んだ。
「軍に現在の状況を連絡。それから一般部隊、特殊部隊を蒐集。空軍にも知らせろ!あとマリアにも連絡しろ!至急アルキュミアに行って貰う!」
「『
ソフィーとミカエラは同時に敬礼をすると、すぐさま行動を起こした。
ミカエラはアンドリューと共に昏い街の中を駆け抜ける。
火の粉と熱い煙が口の中に入り、むせそうになる。
街は燃え、人々は逃げ惑う。
時々見える黒いアルキュミア戦車がまるで狼のように街中を這い回り、蟻を踏むように人々を建物を潰していく。
「これは酷いな……というか私の責任なんだけど……さて、給料分のしごとをするか」
横にいたアンドリューは呟き、さっそくナイフをもう一度勢いよく手を刺す。
夜空が一瞬赤く染まり、血がアンドリューの額に飛び散る。
そしてそれを脱ぐうと、アルキュミアの戦車に向けて血できた銃を向ける。
弾はいくつか戦車のフロント部分に当たり、窓ガラスに蜘蛛の巣のようにヒビが入る。
それを見たミカエラも大きく深呼吸をすると、指を鳴らすポーズをする。
先程、アンドリューが狙った戦車に向けて思いっきり5回ほど指を鳴らした。
全て命中したらしく、1、2回目は小さく燃えただけだったが4回目以降は大きな爆発が連続して起こる。
そしてしばらくして戦車は近くに落ちた雷のような轟音を立てて大爆発をして、爆発で吹っ飛んだ破片や遺体は空から雪のように舞い落ちる。
「次。まだまだ侵略しようとする戦車はある。先を急ぐぞ」
と、アンドリューはいつもの何事もなかったようなテンションで言うと、南方の方へ駆けていった。ミカエラも後を追う為に、暗い夜空に駆けていった。
✤
時を同じくしてソフィーは軍に緊急要請を掛け、マリア対しても即アルキュミアに行くようにとのアンドリューの司令を報告した。
マリアは「はいはい」と少し面倒くさそうな返事で言うと直ぐに荷造りを始めてさっさと行ってしまった。
そしてマリアの部屋の窓から大勢の部隊が街へ進軍していく様をソフィーはじっと眺めていた。自分もなにか貢献しなくてはいけない……
ーー戦闘に女は必要ない
過去に散々浴びせられた言葉を思い出す。 ソフィーが軍服を着てないのも、女は穢れた血で制服を汚すからと忌み嫌われ、着せて貰えないから。女は弱いと言われているから。力も体力も全て……
決してそんなことは無い。血はどこから出ても血に変わりない。
弱いというのは勝手な推測だ。
確かに体力も力も比べれば少ない。
だけど、男性だってそういった人はいるわけで……
性別を理由にして欲しくなかった。
検査で公正に見てもらいたかった。
だけど、男尊女卑が強いこの国、世界では其れが出来なくて……
少しでも示さなければいけなかった。
男と同じくらい、あるいはそれ以上優れていることを。戦力になることを。
もし、軍を目指すとしたら女の子は便衣兵にしかなれない。
条約上違反した存在で普通の兵士よりも軽く扱われる存在。
ああ、もう使い捨てでもいい。
ここでなにか貢献しないと、いずれ民間人が犠牲になってしまう。
ソファーは、それだけは避けたかった。
ソフィーは部屋に戻る。
暗い部屋の鏡の前で髪を一つに結ってから、そこら辺で買い揃えた黒い防弾チョッキ付きの服と、ポケットがついてなおかつ軽い素材で出来たズボンと軍靴を履く。
そして、背中に銃を背負い、窓から飛び降りると、進軍する部隊へと混じった。
街の中心部に差し掛かると、ソフィーはこっそり部隊から抜け出し、使ってなさそうな高層な建物を探す。
いくつか周っていると、ちょうどいい古さと高さの人が居なくなったマンションが見つかった。
ソフィーはピッキングで部屋に入ると、銃を取り出し軽く組み立てる。
ソフィーはいつもスコープを付けずに能力の千里眼を発動させる。
理由は簡単だ。スコープを付けると光の反射で居場所がバレるからだ。
そして銃をそっと構える。
そして建物の下を歩いていた、アルキュミア兵を見つけると、引き金を引いた。
刹那発砲が響き渡りアルキュミア兵は風に吹かれた駒のように倒れた。
か
「
ソフィーは光がない蜜色の月の様な瞳でその様子を見ると、また引き金に指を絡め再度引き金を引く。
そして先程撃たれた兵士を心配近くに近づいてきた兵士に照準器を当てる。
兵士はそれに気付かずに倒れた兵士を心配そうに声をかけてるように見える。
ソフィーは息を吐くと、レバーを引いた。
「
そして、いつも間にか地面には肉塊の山と血の湖が出来ていた。
手を止めたところで現実に引き戻された。また幾多の命を奪った。
未来の炎を消した。
仕方がないと言い聞かせるも、その罪悪感で身体がグッと重くなる。
そして、見えない赤い血で汚れた手をじっと悲しそうに見つめた。
「あはは……この様子を小さい頃の私が見たらきっと悪の味方に見えるだろうなぁ……」
目を細めながらポツリ落ち込んだようにと呟いても、過ちを犯したことには変わらない。
小さい頃は正義の味方に憧れてた。
本で見た大勢の人を救い、そして華麗に悪を倒す様。
それは幼少期の感受性が豊かな少女にとっては憧れの的になった。
しかし、現実はそう甘くなかった。
正義は歪みに歪んでいつの間にか悪の味方になっていた。
1人で大勢を助けられることなんて出来ない。そして誰かを助けるということは誰かを助けないということ。
そしてソフィー達もアルキュミア側の人から見れば、
悪とは一体なんだろうか?
ソフィーが見てきたのは、ただの一般的な国民が戦闘服を着て銃を持ってる人間だけだった。
その人たちには家族や或いは恋人がいて、戦場以外で誰かのパパで、誰かの恋人で。
ソファーやミカエラと同じように、悲しい時は泣いて、嬉しい時は笑って、不条理なことは怒ったりしていた。
そんなごく普通人達だった。
決して殺されるべき悪人では無かった。
ソフィーはもう一度窓をみてから「私自身もっと早くに気づけたらこの後戻り出来ない憎しみは消えたのかな」と呟いた。
窓の外には何も知らない顔で月が煌々と白く輝いていた。
「……さて、ミカエラと合流しなきゃ……」と呟くとソフィーは銃を解体して警戒しながら急いでその場から離れた。
✤
一方ミカエラは町外れの地区にいた。街の中心部はほぼ片付け終わった。後は遅れてやってくるだろうと予想している部隊だけだ。
『ミカ!こちらは大丈夫だ!そちらはどうだ?はいなら1回いいえは2回無線機を軽く叩いてくれ』
あれからしばらくして別れたアンドリューから連絡が来た。
ミカエラは当たりをよく見渡してから、無線機を1回叩いた。
辺りは怖いほど静かだ。
しかし、こんな時に限ってくるのが、戦場で養った勘だ。
ミカエラは大きく息を吸い呼吸を整える。すると遠くから微かに戦車の音が聞こえる。
音は徐々に大きくなり、こちらへとやってくことが分かる。
ミカエラは物陰に隠れながら、また戦車だと、飽きたような顔をしながら準備を始める。
戦車がゴトゴトとミカエラの後ろを通り過ぎる。
ミカエラをその様子を胸の前でギュッと手を組み、緊張の糸を張り詰めていつ攻撃するか慎重に見極めていた。
「少佐!」
突如少し低めの声が後ろから聞こえた。
思わず驚いて、体をビクッとさせてから勢いよく振り向くと、部下であるデーヴィットが立っていた。
ミカエラよりも身長が高く、青いもさっとした短髪とタレ目が特徴だ
「少佐!オレです!オレ!応援に来ました」
デーヴィットはニコリと爽やかな笑顔で言う。
『デーヴィットお疲れ様』
「少佐こそお疲れ様です!」
デーヴィットは、同じ1学年下で、次席を取った少年だ。
数ヶ月前にミカエラと同じ部隊に配置された。
鋼鉄の糸を生み出しそれを操作する能力の持ち主らしい。
「あれどうしますか?」
デーヴィットはまだ小さく見える戦車を指さす。
『吊るして』
「了解しました」
低くどっしりとした声が頭の後ろから響いた。
それから小さな笑い声が耳元の傍で聞こえてから数秒後、近づいてきた戦車を能力の鋼鉄の糸の網で進路を妨害する。
戦車も戦車でそれを無理やり推し進もうとするが、鋼鉄の糸はそれを決して許さない。
刺繍糸のような糸が何千万何億万と張り巡らされた鋼鉄の網はまるで巨大な銀色の壁のように見えた。
そしてその網で魚を捕まえるように、戦車を包囲すると、その網はどんどん圧縮されていってる。
「ヘッ……ハハハハ……死ねばいい!死んでしまえばいいんだ!」
デーヴィットを笑いながら拳を握りしめて、能力を発動させ続けている。
網は更に圧縮されついに巨大な赤い糸となった。
そして次に走ってきた戦車をその糸を戦車にグルグルと巻き付けて宙に吊るしてから振り回してから、勢いよく地面に叩きつける。
その衝動が地面を伝い、こちら地面が裂けるような揺れが襲う。
辺りは粉塵と鉄の焼けた匂いや血の匂いが充満して、ミカエラは思わず咳き込む。
「……任務完了ですか少佐?」
ここまでやる必要はあるのだろうか?と言いかけたが吊るせと言ったのは自分だ。
もしかしたら、言葉足らずだったのかもしれないと反省しながら、デーヴィットと共に別の守りの主要地点まで移動する。
途中で戦車が突っ込んだのか少し煉瓦の壁が崩れ、土埃が舞っている所があった。
「
デーヴィットは壊れた煉瓦を持ち上げて、様々な角度から困ったような表情で見ながら言った。
『まあ、戦争だからこうなるのはしょうがないよね』
と、紙に書きつつ、果たしてこの答えでいいのかと考える。
こうなるのはしょうがないよね〜で済ましてはいけない問題がある。
だからしょうがないで済まさないように自らが犠牲になってでもいいから戦争終結に走らなくてはいけない。
ミカエラは改めてそう胸に誓った。
これが間違った答えだとしても、自分と同じ目に合わせない為にはこれしか道がないのだからーー突き進むのみだ。
「少佐何を考えていらっしゃるんですか?」
と横から声が聞こえた。ミカエラは慌ててハッとするとデーヴィットが歩きながら不思議そうな顔をしてこちらを見つめている。
ミカエラは『何でもない』と紙に書いて見せると立ち止まり、後ろを振り返り崩れた煉瓦の壁を見つめた。
主要地点に着くと黒い服を着た女性が敬礼をして直立不動で立っている。
水色で艶らかなロングヘアを一目見て分かった。ソフィーだ。
「ミカエラ……しっ……少佐!お待ちしておりました!」
ソフィーはいつもとは違う喋り方をする。
任務などの時は下の階級の者は絶対に役職名で呼ばなければ、不敬罪で腕立て伏せを千回ほどやらされる(丘の上でソフィーと話した時任務開始前だったので普通に話せた)
これは軍の規律であり、逆らうことは出来ない。しかし、ここにいるのはミカエラとデービィッドだけだ。
別にいつも通りの話し方でも上にはバレないからいいのではないか。
幼い頃からずっと一緒にいる人に言われると、他人行儀の様で酷くムズムズとしてくすぐったくて笑いたいのを抑え、ミカエラも敬礼をして『お疲れ様』と口を動かす。
「ミカエラ少佐!現在どのような状況でしょうか?」
ソファーが右手で敬礼したまま真剣そうな表情でミカエラを見る。
『現在は概ね中心街の敵兵は……ゲキハ……したから、遅れてやってくる敵兵をやるだけ……』
「
ソフィーが改めて銃を持ち直し、直立不動で敬礼をする。いつもの馬鹿みたいなことを言っている姿が幻のように感じた。
近くで砲声が聞こえる。ミカエラは気を取り直す。
『影に隠れて。ソフィーは援護射撃。デーヴィットは敵兵を糸で縛ってくれ』
「了解!ミカエラ少佐」
「了解です!少佐」
2人はそう言うとそれぞれ敬礼をする。
そして建物の影に身を隠す。ソフィーは素早く銃に弾を挿入すると、敵がいる方向へと何回か威嚇射撃をする。
射撃は敵兵の足元や手前に火花と金属が擦れ合う音を響かせながら落ちる。
「畜生!性能が悪いから当たりが悪い!」
敵兵もこちらの方へ射撃をしてくる。
ミカエラはその状態を確認する為に、影から小さなミラーで敵の様子がどうなっているか確認するが、直ぐに銃弾がミラーに当たり銀色の破片を散らして持ち手部分を残して砕ける。
ミカエラは、一瞬だけむきだした鉄骨部分から向こうを確認すると、10人ほどの黒い服の集団が銃をこちらへ向けている。
『援護お願い』とミカエラはソフィーの檸檬色の瞳を見て口を動かすと、ソフィーは深く頷き、銃のバーを下げる。
ミカエラもそれと同時に指を人差し指と親指をくっつけてから大きく息を吸う。
デーヴットも今すぐ能力を出せそうな姿勢でその場で待機する。
ミカエラは、ソフィーとデーヴットに指を指した後に片手を水平にする。そして銃声の雨が止んだその刹那……
ミカエラが腕を上げた直後に指を鳴らすと、指から火花が散る。
火花はあっと言う間もなく、敵兵に近づくとその場で大きく燃える。
デーヴットも目を大きく見開き、拳を握りしめると呪を唱えるだろう
「
するとデーヴットの全ての指には白い糸が巻かれていた。
糸は素早い速さで敵方へと向かい手に巻き付く。
敵兵は糸を解こうとしたり切ろうとしたりするが、鋼鉄の糸は肌にくい込み動かそうとするほど肉に食い込む。
ソフィーは跪きながら、茶色く木製の銃を構え、威嚇射撃を含めた銃撃でこちらへと進軍してくる敵を撃ち殺す。
敵方も負けずにこちらへ弾丸の大雨を浴びせる。迂闊に影から手を出せば負傷するだろう。
ミカエラは大きく手を影から出ない程度に横に動かす。
すると、宙にふわりと炎が浮いてから、敵兵の方にフラフラと出ると、大きく太い炎が敵兵に向けて勢いよく吹き出される。
地獄を覗き見してるような風景が目の前に現れる。
「熱い……アヅイアヅイ……」
敵兵はそう言いながら皆様進軍しようとしてるが、溶けたように倒れていく。
ミカエラは唇を噛み締めて目を細めてから、そっと
辺りにもう銃声は聞こえない。
生暖かい風がそっと頬を撫でる音だけがミカエラの耳に入る。
「ミカエラ少佐。敵兵の様子確認しますね!」
ソファーはそう言うと、同じように取っ手付きの鏡を取り出して様子を見る。
「戦車撤退!兵士戦闘不能!確認しました!」
ソフィーがそう叫ぶ。ミカエラもどうなってるか見ようとするが「見ない方がいい」と言われて止められた。
ただ、チラッと見えたレア状態になった肉塊を見てしまった時、戦闘に集中していた時は改めて何も思わなかった火が恐ろしく、それを平気で使いこなし、自ら人殺しの道具に遣う自分自身にも恐怖と険悪を抱いた。
それと同時にさっきの正義ぶった感情も抱いている自分がいた。
この矛盾した思いはまるで身体中に虫が這うような気持ち悪さだ。
「ミカエラ少佐…………ここは戦場です。やらなければ、私達がやられます……」
『分かっている……でも、わざわざ殺し合う必要があるのか……もっと話し合いとか……』
「……っ……話し合いで解決出来たら、私達はここいはいないよ!」
ミカエラは俯く。そんな事ずっと前から分かっている。
戦場がそんなに甘くないことも、そんなこと出来たらあらゆる歴史的事件が避けられたことも。
「少佐……しょうがないです。敵ですから。殺さないと始まりません」
デーヴィットもミカエラの目を見てからそっと言う。
その時、無線機からアンドリューの声が聞こえた。
『こちらnoraneko05290!ミカはいるか?』
「います。こちらに向かってきた戦車は撤退。兵士も戦闘不能です。」
ミカエラの代わりにソフィーが珍しく真顔で答える。
『その声はソフィーだな。了解。こちらも全て片付け終わった。帰還するぞ!片付けはまた明日になるそうだ。』
それから数言会話を交わすと、無線機は荒い音をたてて切れた。
「少佐!オレ……帰還しても大丈夫でしょうか?」
無線機が切れてから、デーヴィットは恐る恐る聞く。
ミカエラは頷くとデーヴィットは敬礼してから一礼して帰って行った。
「さて、ミカエラ……任務?も終わったし帰ろうか!夜もあと少しで明けそうだよ。」
『そうだねソフィー。帰ろうか……』
ミカエラは手をソフィーの前に差し出すと、ソフィーはそれを握り返す。
それから2人は寮がある方向へ歩き出した。
夜空は荒廃した地上とは真逆に星の川が美しく輝いていた。
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