雑念、低俗、不快感
夕方夕日が照らしても、明かりのつかない静かな小部屋
夕闇夜中に進んでも、明かりのつかない小さな小部屋
ひと気のない寂しい小部屋、主人のいない悲しい小部屋
嗚咽が壁へと反射して、再び耳へと戻ってく
バクバク煩く喚くのは、自分の鼓動の音だった
音が怖くて泣きそうで
開錠音が聞こえてくると
心はパンって張り裂けて
明かりがぱってついた時、静かにドンって音がする
買い物袋に入ってる、冷たいおかずを食べながら
主人の顔を見つめてる
怖くて怖くて泣きそうで
苦しく息すらできなくて
それでも笑えと言われたら
いつでも卑屈に笑ってる
心の傷も体の傷も
増えはするけど減りはしない
今日も静かに笑ってる
静かな小部屋と話してる
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