ぽっちゃり体型のレティシアは、イグドラシル聖王国のお姫様。体型のせいで城を追放され、辺境にある塔に幽閉されていた。不自由なく暮らしていた彼女だったが、使用人が影で自分を「豚姫様」と呼んでいることを知り、ダイエットを決意する。しかしそんな折、突如、塔を襲撃する者が現れて……!?
塔から逃げ出したレティシアは、執事のノエルと共に城を目指して旅を始めます。長年塔に閉じ込められていた彼女は、さまざまな場所に立ち寄り、人に会い、自分の世界を広げていきます。
時には出会った男性と、ドキドキな展開になることも!?
また、時には自身の体型のせいで傷つき挫けそうになりながらも、必死に前を向こうとする姿には、読んでいて元気をもらえました。
文章も丁寧で、作者様がこの作品を大切にしていることが伝わってきます。
お姫様の旅はまだ始まったばかり。
これからどんなことが起こるのか、続きが楽しみな作品です!