ファンタジー作品の構想

ネコイル (猫頭鷹と海豚🦉&🐬)

設定&あらすじ&意気込み

 主人公は孤児として育て親の老人に育てられる。

 育てられた家には沢山の書物が並べられていて、一人で外出することを禁   止されていた主人公はとにかくその本の世界に浸りそこからさまざまな知識を得ることを唯一の楽しみとしていた。

 外出が許されたのは老人と一緒のときのみ。

 小さい頃はそのことに不満を抱いてはいなかったが、本の世界ではなく実際に自分の目を通して感じて体験してみたいと願うようになる。

 またこの『外出』には不思議な仕組みが存在していることに気付く。それは外出が許された前日には必ず老人による読み聞かせがあり、その次の日外への扉を開けた向こう側にはその物語と同じような世界が広がっていることだった。

 主人公ははじめのうちはこの世界に存在する魔法の力を使って、老人がその扉の先を変更している。読み聞かせはそのうちの手順を組み込んだものであり、きっとこの世界には本の中でつづられているような世界が無数に存在しているのだろうと思っていた。

 しかし、成長するにしたがって頑なに一人での外出を禁ずる老人に対して疑いの目を向け始める。本だけでなく老人から基本的な魔法の知識を教えてもらい、ある程度の魔法を使えるようにまでなりながらも一人での外出を許されない。

 意を決して主人公は老人が眠っている夜中に一冊の本と共にその扉を開いて向こう側の世界へと足を踏み入れる。前に一度訪れた時と全く同じ世界、というよりあのころに比べても変化がないことに違和感を覚える主人公。街並みもそこに住む住民もそこで行われている営みも、全てが以前訪れた時と何一つ変わらず行われている。まるであの日から時間が停止してしまっているように。

 疑問を抱きながら扉のもとまで戻ってみると森の中にあるはずの扉が消えてしまっていた。老人が普段やっているように魔法で呼び出そうと繰り返すも扉は依然として現れない。主人公は不安から持っていた本も投げ出して家へと通ずる道を探しに走り出した。

 その時投げ出した本が水たまりに落ちて沈んでしまう。水が染み込み繊維そのものが溶け出し始めた瞬間、強烈な光を放ち始め世界全体が光に包まれる。

 主人公が眩む視界の中、周りを見渡すと目の前に気絶した魔物が横たわっていた。あまりに突然のことに主人公は横たわる魔物たちをしり目に街へと走り出す。

 街にたどり着くとそこにも同じように横たわった人々が。

 主人公は「世界の真実」そして、育て親である老人の謎の答えを求めて冒険者としての冒険を始める。

 


設定内容

 育て親である老人はこの世界において魔法の探求を通して、世界を物質世界に生き物ごと閉じ込める力を見出していた。本来は使うことなど考えていなかったが、何らかの理由で無数の世界を本として閉じ込め始める。

 主人公と出会うきっかけやそんな凶行に走った理由はまだ構想の段階。(ここをしっかり詰めないとなんかいまいちなので、しっかり考えていこうと思っている)

 主人公が本来勇者になるべき存在で、勇者になり魔王を倒す未来を防ぐため、老人の姿で主人公を永遠に閉じ込めようとしていた。という設定も考えましたがなんか主人公が勇者で、とか主人公があんまり主人公面つらしすぎるのはあんまり好きな展開じゃなかったので、勇者ではなくあえて冒険者の一人としていつか育ての親である老人と相まみえてほしいなと思っています。



意気込み

 ファンタジー小説は読むのは好きですが書くのはあまり得意ではないと思っていましたが、最近はやはり異世界もの(転生系はファンタジーだけど、ファンタジーなのか?と常々疑問に思っています)がはやりでそういうお話もだいぶ増えているように感じ、手を伸ばしてみようかなと思い妄想し始めました。

 あらすじの感じだと『デルトラクエスト』みたいな超長編になりそうな感じですが、果たして私にそんな体力と想像力が備わっているのか。自信はありませんがこれも道を開く一歩と勇気づけて挑戦してみようと思います。

 

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ファンタジー作品の構想 ネコイル (猫頭鷹と海豚🦉&🐬) @Stupid_my_Life

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