154話 そうか、、シュナお前は、、

シュナの口から次の目的地を聞かされる

どうやら森を守護する【女神】ときたもんだ!

名前はデーメステーエルって覚え難い名前だけど、女神って響きだけでオラ!すげぇワクワクすっぞ!!


直人「なるほど、、んで?

   そこで俺は何すりゃ良いんだ?」


って聞いてみたけど、何するも何もモンスター倒す以外の取り柄ある訳じゃ無いし、此処でやったみたいに封印されてるモンスター倒せば良いんだろうけど


シュナ「う〜ん、、

    僕もそう思うんだけどねぇ

直人「またサラッと心読むし、、」

    ここ数年デーメステーエルから

    まともな返答来ないからさ

    最近は断片的な

    会話になっちゃうんだよね

    とりあえず、直人の事は了承

    してくれたし、案内も付けてくれる

    みたいだけど」


困った様子で話すシュナ。


直人「シュナでも分からない事あるんだな」


世界一力の強い神様自称した割に早速情報収集に躓いてるんですけど


シュナ「大体の世界の状況とかは

    把握してるけどね

    神々が管理してる国の中身や

    細かい状況は知らないんだよねぇ」


直人「そうなのか?

  調べようと思えば調べられるんだろ?」



シュナ「前にも言った事あるけど

    自分の管理以外のダンジョンに

    行くと弱体化しちゃうし

    気分も悪くなるんだよね

    だから余程の緊急時でも

    なかなか踏み込めないんだよね

    連絡取り合う位は良いけどね」


そういや、そんな事言ってた様な気がするなぁ

同じ世界に神様が何人も居ると縄張りもはっきりさせるんだな

その割にはシュナとか自由ぽいけど


直人「そっかぁ、、

   そりゃぁ、仕方ないわな、、

   まぁ、でも、今分かんなくても

   案内役も居るんだから

   後は現地で聞けば良いよな!」



シュナ「そうだね!

    そうしてくれると助かるよ!

    あっ!そうそう!

   直人の魔法に限定転移あったでしょ?

    アレ解放されたから!」


なんだとっ!?


直人「えっ!?マジで!?

   そういや、アレってどう言う事なの?」



シュナ「うん、それを今から説明するね

    直人の限定転移は

    安全に転移出来る場所を指定

    すれば、今まで使ってた

    高級宿屋と高級食堂に

    行く事が出来る魔法なんだよ」


直人「おおおお!!

   それは良いな!

   食と住の心配しなくて良いのは

   素晴らしいな!

   いつでも何処でも帰れる訳だな!」


シュナ「何処でもってわけでも無いかな

    ダンジョンの中は基本無理だし

    直人とリズだけとはいえ

    神同士の敷地を行き来するから

    そこの神の承諾は必要だしね」


直人「え?なら結局解放されたけど

   ファーシンア国に行ったら

   当分戻って来れないって

      事になるのか?」

 

シュナ「そうなるね

    ファーシンア国に行く時は

    一時的に

    このダンジョンとファーシンア国

    を直人とリズの為に繋げるんだけど

    直ぐに閉じちゃわないと

    刺客モンスターみたいな奴に狙われ

    ちゃうからね

    直人が直接転移陣作る分には

    問題無いからさ

    現地の神の許可出たら

    ジャンジャン作ってよ!」

    

    

直人「そうなの?

   俺ならなんで問題無いんだ?」



シュナ「直人はこの世界では

    イレギュラーな存在だからね

    この世界に適応しているとは言え

    モンスターの付け入る隙が

    無い力と魂持ってるから

    大丈夫なのさ!」



直人「そういや、モンスターの

   秘密ウエポンだもんな!!」


2回目の秘密ウエポン発言だが、やはり少し照れてる直人。



シュナ「(照れるなら言わなきゃ良いのに)

     まっ!そうゆう事だよ!

     じゃぁ、ここまでの話で

     質問あるかい?」

   

     

直人「質問って程じゃないけど

   当分来れないなら

   ラグモク大量買いしたいのと

   現地の飯が旨いのか分からないから

   弁当とりあえず1年分欲しいんだけど

   大丈夫かな?」


リズが居るとはいえ日本に居た時も外国なんてほとんど行った事無いのに、モンスターがウヨウヨする世界を旅する訳だから

気の休まる場所や時間を取れる保証もないだろうし、娯楽も期待出来ないならせめて、

ラグモク吸うぐらいの楽しみは欲しい。

生まれながらに戦いとは無縁の人生

アニメやゲームや妄想でなら幾らでも戦えるだろうが、それが現実となり実際戦いを体験してみると、外傷も無く楽勝な戦闘だが、敵意ある殺気に晒され続けると思いの外【心】疲弊していく、それを何とも思わない程、強い心無いし、

戦闘に飢えてる様なイカレタ思想も無い

時折襲いかかる強烈な不安感を誤魔化してくれるラグモクは直人にとって大事な心の支えである。

他人に頼る事も迷惑をかける事もない心の拠り所があるって言うのは自尊心を保つ上でとても大事な事。


シュナ「そう言うと思っていたよ!

   だから直人いつも吸ってる

   ラグジュアリースモークを

    (リラックス精神統一)

     ( 戦意向上集中)

     (消化器官強化補助)

      (幸福作用快眠)

        (活力向上)

    を100カートンづつと

     

     【大賢者のアレ】

         を

        50箱

    合計8億G相当を贈呈します!」


    

ポカンとする直人。


両手を直人の方に広げながら笑顔で直人のリアクションを待ってるシュナ。


直人「、、、、、、8億G!?!?!?」


目を見開き上体をのけぞらせながら驚く直人。


シュナ「あはははは!

    そう!良いね!

   良いリアクションだよ!」



その直人の反応に

手を叩きながら喜ぶシュナ。  



直人「ええ!?なんで!?

   マジで!?8億Gだぞ!?

          大丈夫か!?」



シュナ「いや、、なんか、、アレだよね

   直人は僕が神様なの忘れてるよね?」


半眼で直人を見ながら問いかけるシュナ。


直人「忘れて無かったけど、、、

   なるほど

   今、実感したよ」


神妙に頷きながら納得する直人。


直人「シュナは

     【ラグモクの神様】なんだな?」


ドヤ顔で正解だろ?

とでも言いたげな顔をする直人



シュナ「違うよ!!!!」


立ち上がり勢いよく否定するシュナ。

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