80話 初めての相手(意味深
2体目の固定ボスに向かう途中
異世界に来て、【初めて傷付けられた】
モンスターが立ち塞がった、それも2体同時に、、、。
直人「カマキリか、、それも二体、、
カップルか?
サイズ違うし、そういや、
俺の世界のカマキリは
繁殖命がけだったな」
リズ《そうなんですか?》
直人「あぁ、本当かどうかは知らないが、
交尾後にメスに喰われた方が
産卵時に多くの卵産むらしいから
喰われた方が良いんだとさ」
リズ《ダンジョン内のモンスターは
基本的に繁殖しないので
たまたま一緒に居るのだと思いす》
基本的にって事は繁殖するモンスターも中には居るだなぁと思いながら、毒鎌黒蟲二体と距離を詰めていく
直人「たまたま、、ね、、」
【ダンジョンも張り切ってる】と言うシュナの言葉を思い出しながら、近づく毒鎌黒蟲のとの戦闘を思い出す。
毒鎌黒蟲の鎌と待ってる武器の強度は互角、
武器を振り抜き、
鎌ごと倒す事は出来そうだが、
己の武器も御臨終となってしまうので、
今回も無手である。
毒鎌黒蟲(カマキリ)モンスターは互いの間合いを邪魔しない様にしながら直人に詰め寄って来るので、そこに隙がある、毒鎌黒蟲(カマキリ)の鎌のリーチは長いから二体居るにも関わらず意外とモンスター同士の距離が離れてるので各個撃破し易い
それに
モンスターの鎌は確かに早いし、
リーチもよく伸びるが、、、
直人「軌道のバリエーションが少ないから
クセを掴めば、容易い相手だ!!」
やや小さめな毒鎌黒蟲(カマキリ)にターゲットを絞ると、1度、大きめ毒鎌黒蟲(カマキリ)との間に小さめ毒鎌黒蟲(カマキリ)を挟む様に移動し、
直人の動きにやや見失い気味のモンスター達を他所に、小さめ毒鎌黒蟲(カマキリ)との距離を詰め、
小さめの毒鎌黒蟲(カマキリ)が僅かに反応し、鋭く切り裂こうとするも、
あっさり躱し、加速した勢いのまま、モンスターの胸辺りに突きを放つ
ズバンッッ!!
衝撃波を生んだ拳は
モンスターの身体の胸?と腹?の境目付近の位置に当たった瞬間、あまりの衝撃にその細いウエスト?から上下に別れ、
一瞬で決着が着いた。
上下に別れた上半分が地面に着く前に、直人は2匹目に向かい、大きめ毒鎌黒蟲(カマキリ)もまた
その鋭い4本の鎌で直人目掛けて攻撃していた
スローで進む世界の中で直人は自分に向かって来る
4枚の鎌を1枚1枚丁寧に鎌の平らな部分に手刀を滑らせながら切り落とす。
リアル時間に戻り、大きめ毒鎌黒蟲は、攻撃して戻ってきた自分の足の鎌が4本とも無い事に気付いたのは、いつの間にか上空を飛んでいて、十数メートル下で下半身だけとなり横たわる自分の身体と足を確認した時であった。
昨日の苦戦が、嘘の様に2匹を秒殺した直人
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます