41話 まさに高級ホテル

40年の人生で高級ホテルに泊まった事の無いし、ましてや大した労力も消費してないのにこんな一泊数十万円はしそうなホテルに時間も値段も気にしないで幾らでも泊まって良いなんてのは、、、元の世界での生活がバカらしく感じ始めた直人。

そんな事を考えながら部屋を見渡していたら、メインルームにあるガラス張りの棚に興味を惹かれるままにその場所に移動し、

リズに何となく問い掛けた。



直人「なぁ、リズさんや、気になってたん

   だけど、このビンの中身は

   何入ってるんだ?飲んで良いのか?」


リズ「はい。

   全てサービスとなっていますので

   飲んで大丈夫です。

   左から、エール、果実酒、ミルク、

   ポーション(レモン味)、

   解毒薬(ぶどう味)聖水(もも味)

となっております」


直人「ツッコミ所満載なんだけど、宿屋の

   サービスにポーションとか付いてる

   もんなのか?それと馴染みのある

   果物の名前飛び出してきたけど

   同じ食べ物で、同じ味、同じ名前

   はあり得るのか?」


リズ「飲み物のサービスは並級であれば

   エール一杯のみサービスです

   無論下級には何もありません

   続いて果物ですが、この世界では

   形状、色、名前は違いますが、

   マスターの世界で味が近い物を

   分かりやすい様、補足しました。」


直人「あぁ、なるほど、わざわざありがとう

   んじゃ、とりあえず、日本男児なら

   誰もが憧れるポーションを

   飲んでみるか

   喉渇いたし」


無料だと分かってるので遠慮なくポーションを取り出すと、栓を抜き、一気に飲んだ


直人「くぅぅぅ、、、美味い!!

   サッパリしてて

   ほのかな酸味と甘味の

   バランスが最高だな!!」


ぐぅぅぅ、、


喉を潤したら思い出したかのように途端に空腹を主張する腹


直人「おぉ、、腹減ったわ」

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