第11話
ガンッッッッ!!!!!!
何が起こってるのか全く分からなかった
地面に叩きつけられて
周りの人が騒ぎ始めて
異常に体が痛くて気付いた
私…跳ねられた…
「姉ちゃん!!!」
意識はそこで途切れた
「…ん ここどこ?」
「姉ちゃん、大丈夫?」
「色んなとこ痛いけどなんとか…」
「ホントに運、良いよね
偶然、跳んでった先にマットがあるなんて」
だから、死ななかったんだ…私
「それと、父さんと母さんにはもう言ったから、そろそろ来ると思うけど」
「…ホントに父さんと母さんだけ?」
「…やっぱりバレてるよね
松井くんにも言った」
「…そっか
タクマ 来るんだ
元気なフリしなくちゃ!」
「…左腕、折れてるって
他はそんなにひどくないけど
一応、二週間は入院だって」
「うん…」
バタバタッ
「…松井くん、来たかな?」
あんたもいい加減「松井くん」って呼ぶの止めなさいよ
タクマ、嫌われてんのかなって思ってんのよ
でも、親より先に来たらさすがに認めてくれるよね
私の彼氏だって
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