2022年2月
1日目 来年に向けて
彼曰く、「今年こそ」と言い続けて20年・・・。
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今年こそ
この言葉のいいところは、自分の大きな夢への躍進のために、準備期間を自動的に設けて新たな気持ちで目標に向けて努力をする大義名分を得られること。
今年こそ
この言葉の良くないところは、現状に目を向けず、自分の不努力に目をつぶり、夢も希望も先送りにしてしまう、安心感を得るための安定剤にしてしまうこと。
何事にも裏と表の意味があり、それはたいてい不可分で表裏一体。
呪術廻戦で五条悟が閉じ込められた獄門疆でさえ、裏と表に分かれていてもその所有権は表の所持者に与えられてしまうのだ。
夢は現実の反対であり、希望は失望の一歩手前。
人生はあべこべの物事をひとつずつ選択していくシミュレーションゲームのように、その先の選択肢に接続されていく。
「今」の選択が「未来」にどういう影響を与えるのか。
私はどれだけの深度で自分の人生について考えてきただろうか。
一歩前に大量に積まれた簡単な仕事ならいくらでも片付けられた。
さながらスーパーマリオの善ステージ最速クリアタイムアタックに何度も挑戦するかのように。
それは百マス計算を40秒以内にやりきることや漢字ドリル200問全問正解するのと同じような気持ちで臨むことができた。
なぜなら成功する未来が見えるから。
未来視ができるとか、未来を現実にすることができるとか、そういう非科学的な要素ではなく。
実際に自分にはそれだけの能力があると確信しているからできる芸当だ。
単純なスキル、努力して身に付けたアウトプットの一つでしかない。
これは言い換えれば、努力すれば誰にでも習得することのできる、ということだ。
バットを振っていれば人を傷つけることなんて誰にでもできるし、ボールを狙えばホームランだって打てるかもしれない。
でもそれだけではだめだ。
人生をただ単純なスキルのアウトプットの場としてしか消費せずに終えてしまうのはとてももったいない。
人生100年時代と言われる現代においては、1分1秒がカギになる。
自分を変えることは自分の選択でしか実現しえない。
もちろん、実現することが確定している物事はない。
スキルがなければいけないものもあるだろうし、それ以上のものが求められることもあるだろう。
人脈、思考法、行動力、人間性、使用する道具など、使えるものをすべて使ってしかるべきだ。
成功している人間には、自分の成功のために数多くの選択をしてきた経験がある。
選択のたびに失敗し、失敗を重ねては成功するための選択眼を培って、いくつもの小さな成功を重ねてきた。
そうしてようやく人は成功することができる。
自分の夢を叶え、華々しい活躍を表立って公表することができる。
「私の成功は、くじけてばかりだった自分を応援してくれた人がたくさんいてくれたからこそ、成し遂げることができたものなのです」
多くの成功者が謙遜するように放つ言葉は、決して謙遜ではなく心からの感謝の言葉なのだ。
裏があるから表がある。
小さな積み重ねが大きな成功につながる。
ならば私のこのとりとめのない日記にも、大きな転換期があってしかるべきではないだろうか?
そう考えた時、私にも成長に向けて一つの選択をしなければならないときが来たと思い至った。
私、頑張ります。
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