3日目 カフェ⑤
彼曰く、カフェでの時間も大切な時間。
***
久しぶりにいつものカフェに来ました。
というのも先週はようやく打つことができたコロナワクチンでグロッキーだったので。
打ったおかげというべきか、打ったせいというべきか。
よくないと思っているなら後者ですが、打てない人がいる中で打つことができた幸運に感謝するなら前者ですね。
ちょうど昨日美容院に行ったんですけど、美容師さんはまだ打てていないらしいです。
どうやらその人だけでなく、ほかの美容師さんもそれは変わらないようで。
というのも、不定休の職業となると自分のタイミングで行くのも難しいらしい。
予約したところでその日が確実に休みになるとも限らない。
しかも予約したところで確実に打てるのかわからない今の接種状況。
人と接する機会の多い職業だから、すでに接種しているものだと思っていましたが、意外にそんなこともないんですね。
他の美容師さんが全員そうとは限らないですが、現実は思ったよりも残酷なようで。
大変な中で仕事をしている人もいる、その人たちがみんな恵まれた環境にいるわけではない。
社会としての欠陥をまさに目の前にした気分でした。
社会構造、ちゃんと出来上がるといいんですが。
そんな中でもカフェの中は変わらないな。
宣言解除で多少は人が増えるかと思いましたが、早い時間に来るのがデフォになっている私からすればいつも通りの店内でした。
座る人いれば並ぶ人あり、読書する人いれば談笑する人あり、勉強する人いれば作業する人あり。
たくさんの人がいろんなことをして過ごしている。
自分以外の人がいろんなことをして生きているのを見ていると、この世界に生きている気分になってきます。
たった一度の週末、いつもと違い自分の部屋にこもっているだけでこれほど感覚が新鮮に感じるとは。
またこのルーティンを続けていきたいですね。
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