誰かに向けてるひとりごと

9日目 コインランドリー

彼曰く、こんな便利なものが世の中にはあったのか！

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今日、コインランドリーを利用しました。

人生で初めてのコインランドリー。

何事も最初にやるときは緊張するものですが、

例に漏れずドキドキしながら入り口に立ちました。

24歳、はじめてのおつかいの始まりです。

扉の前に立ってまず思ったこと。

「お金はどれだけあればいいのかな」

なにしろ今まで使ったことがない。

洗濯物があれば洗濯ができるのは当たり前ですが、お金を払った覚えはない。

相場がいくらなのかも知りません。

洗濯機と乾燥機は一緒の機械なんでしょうか？

洗濯物の量で金額は変わるかもしれないし、

洗剤が必要だったりするのかも。

あれこれ考えても答えが出るわけではないので、とりあえず入りましょう。

財布は胸ポケットに入っているんですから。

財布の中身がどれくらいかに自信はありませんが、

1円もないことはないと思いたい・・・！

懐具合の確認もそこそこに戦地に赴きます。

中にはいろいろと機械がありまして、

洗濯乾燥機と乾燥機のみで分かれています。

お金の投入口は硬貨のみを受け付けるようです。

さっきコンビニでお菓子を買った甲斐がありました。

揚げあんパンに感謝ですね。

対して洗剤の投入口は見当たりません。

どこかにあるかもしれませんが、基本的には自動で投入してくれるようです。

持ってきた意味はありませんでしたが、使わずに済んだと思っておきます。

節約になっていないのに、節約した気分です。

と、突然ピーッと甲高い音が無人の空間に鳴り響いて、

洗濯機の中が回り始めました。

どうやらお金を入れると始まる仕組みのようです。

驚かせやがって、この初見殺しめ。

急いで洗濯機を入れてふたを閉めます。

よく見たらふたに手順が書いてありました。

貼る場所間違えてるでしょ、絶対。

ちゃんと読んでみると、規定の時間が経てば乾燥まで終わるらしい。

1時間と少し、買い物する時間はありそうです。

ちょっと心配で10分だけ回るのを見ていましたが、

他の人が来てちょっと気まずくなったので、時間つぶしに外に出ます。

手慣れた感じで洗濯機を回し始めるお客さん。

私もそのうち難なく使うことができるのでしょうか。

終わるかどうかも心配なうちから次の心配をするのも変ですけど、

どうやら杞憂だったようで、戻ったらちゃんと終わっていました。

終わり良ければすべて良し。

はじめてのおつかい、完了です。

洗濯が初めてな訳ではありませんでしたが、うまくできてよかったです。

何事もなく終えることが大切です。

はじめてのおつかいで大切なことは、

自分にとって成長する機会となったかどうか、だと思います。

今まで失敗ばかりだったのであれば成功すること、

今までやったことのないことであればやってみること。

そして行動に移すことができたことが何よりの成長です。

それが私の次への一歩を、いつか助けてくれるはず。

テレビでよく見ていた子供たちは、毎度初めてを体験していたんだなと思うと、

今更ながらに偉いなぁと感じていました。

新しいことに挑戦すること、それは誰にも邪魔されないもの。

挑戦の日々なのです。